チャールズ・ピウタウ

チャールズ・ピウタウは、1991年10月31日にニュージーランドのオークランドで生まれたプロラグビー選手です。身長186センチメートル、体重95キログラムという恵まれた体格を持ち、ウィング（WTB）、センター（CTB）、そしてフルバック（FB）と、バックスリーおよびミッドフィールドの複数のポジションで高いパフォーマンスを発揮できる万能性が最大の強みです。

彼のラグビーキャリアは、地元オークランドから始まりました。スーパーラグビーではニュージーランドのブルーズでプレーした後、ヨーロッパへと活躍の場を移します。イングランドのワスプス、北アイルランドのアルスター、そして再びイングランドに戻りブリストル・ベアーズといった、各国のトップクラブで経験を重ね、世界屈指のバックスプレーヤーとしての評価を確立しました。

国際舞台でのキャリアも非常に特徴的です。U20世代では、ニュージーランド代表とトンガ代表の両方でプレーする機会を得ました。また、7人制ラグビーにおいても、ニュージーランド代表、そしてトンガ代表として世界大会に出場しています。そして15人制のフル代表としては、ラグビー界の頂点であるニュージーランド代表、「オールブラックス」の一員として17キャップを獲得しました。その後、規定の変更などを経て、2023年5月時点ではトンガ代表としても1キャップを記録しており、複数のナショナルチームでプレーするという珍しい経歴を持っています。兄のシアレ・ピウタウもまたラグビー選手として活動しており、ラグビー一家に育ちました。

長年にわたり世界のトップレベルでプレーした後、2023年に日本のジャパンラグビーリーグワンに参戦することを決め、静岡ブルーレヴズへの加入が実現しました。日本での公式戦デビューは、2023年12月9日に行われたJAPAN RUGBY LEAGUE ONE第1節、東芝ブレイブルーパス東京戦でした。この試合に先発メンバーとして出場し、日本のラグビーファンにその存在感を示しました。

世界を股にかけて培われた豊富な経験、複数のポジションをこなすユーティリティ性、そしてオールブラックスで培われた高いスキルセットは、静岡ブルーレヴズ、そして日本のラグビーリーグに新たな刺激をもたらしています。攻守両面での活躍が期待されるチャールズ・ピウタウは、今後のリーグワンにおいても注目の選手の一人と言えるでしょう。

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