チーム青森

チーム青森

チーム青森（チームあおもり）は、青森県カーリング協会に登録された女子カーリングチームです。このチームは、2006年のトリノオリンピックと2010年のバンクーバーオリンピックで、日本女子カーリングの代表に選出され、両大会に出場しました。オリンピック開催後、カーリングが盛んになる中で新たなチームも出現し、チーム青森は選手不足に陥り、2013年からは活動を休止しています。

チームの設立と成長

チーム青森の歴史は、2002年のソルトレイクシティ冬季オリンピックにさかのぼります。この大会の女子カーリング日本代表チーム「シムソンズ」のメンバーである小野寺歩（現姓小笠原）と林弓枝（現姓船山）の二人は、チーム解散後も競技を続ける意向でした。彼女たちは青森市の助役に紹介され、カーリングの指導者として財団法人青森市文化スポーツ振興公社に就職し、その道を開きました。

2003年、彼女たちの誘いを受けた青森県内の大学生目黒萌絵と寺田桜子が加わり、4人のチーム「フォルティウス」が設立されました。「フォルティウス」という名称は、オリンピックのモットー「より速く、より高く、より強く」に由来しています。2004年、チームは優れた勝利を収め、2006年のトリノオリンピックの日本代表候補となりました。

オリンピック出場

2006年シーズン、チーム青森はトリノオリンピックで女子カーリング日本代表チームとして出場し、最終的には7位となりました。その後、チームは2007年の世界選手権や2008年のパシフィック選手権でも活躍し、2009-2010シーズンにはバンクーバーオリンピックへの出場権を獲得しましたが、最終順位は8位でした。

活動の現状

2010年以降、このチームは選手不足から活動が困難になっており、多くの選手が他のチームに移籍するなどの変化がありました。特に、2010年には主力選手が脱退し、新たに選手を招集することとなったことが影響しています。今後は、チーム青森の伝統を活かしながら、新たなファーストリーダーとしてチームを立ち上げることが求められています。

戦績とメンバー

チーム青森は、これまで数多くの大会で優れた成績を収めてきました。第21回日本カーリング選手権では優勝し、2006年の世界女子カーリング選手権やパシフィックカーリング選手権でも好成績を残しています。主なメンバーとして、小野寺歩、林弓枝、本橋麻里などがいましたが、時折メンバーの入れ替わりがありました。

未来への展望

現在、チーム青森は一時活動を休止していますが、将来的には新たなメンバーを呼び込むことで再び息を吹き返すことが期待されています。応援する人々や地域の支えによって、カーリングに対する関心が高まることで、チームは新しい挑戦を続けることでしょう。

チーム青森は、青森県のカーリング界において非常に重要な存在であり、今もなお多くの人々に愛され続けています。

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