ツーツーレロレロ

ツーツーレロレロの歩み

ツーツーレロレロは、1980年代初頭に活動していた日本の漫才コンビであり、そのメンバーは大森クンタ（現在の大森うたえもん）と、そのまんま東（東国原英夫）で構成されていました。彼らは、1981年に結成され、当初は東国原の大学の友人である丸山昭範とのコンビとしてスタートしましたが、丸山が早々に抜けてしまったため、ADとして働いていた大森クンタを新たにメンバーに迎え入れました。

結成と活躍

彼らの活動が本格化したのは、1982年に『お笑いスター誕生』に参加してからでした。彼らは8週にわたって勝ち抜き、その名は次第に知れ渡ることになります。特に知られているのは、関東の大学を揶揄する学歴ネタで、特に日本体育大学に対するいじりが有名でした。このようなユーモアを交えたスタイルは、当時の視聴者に大変受け入れられ、「ツーツーレロレロ」の名を多くの人々の記憶に刻むこととなります。

たけし軍団との関わり

1983年に入ると、ツーツーレロレロはビートたけしの弟子として活動を開始し、たけし軍団に参加しました。この軍団は、当時の日本のお笑い界において重要な位置を占めており、多くの有名芸人が所属していました。しかし、この参加以降、ツーツーレロレロのコンビとしての活動は次第に減少し、事実上の解散状況となってしまいました。

コンビ名の由来

コンビ名の「ツーツーレロレロ」は、戦前に流行した「シャンラン節」（またの名を「ツーレロ節」）に由来しています。この曲の歌詞には、「ツーツーレロレロ」というフレーズが何度も登場し、耳に残る印象を与えます。実際、この歌を歌った美ち奴の実弟がビートたけしの師匠であり、そうした背景からもコンビ名のリズミカルさが感じ取れます。

主な出演番組

ツーツーレロレロは、いくつかの人気番組に出演し、広く知られるようになりました。主な出演番組には、以下のようなものがあります。

• - お笑いスター誕生（日本テレビ）：彼らの名が広がるきっかけとなった番組
• - スーパージョッキー（日本テレビ）：その人気をさらに高めた番組
• - こちら葛飾区亀有公園前派出所（NHKラジオ第1放送）：1983年3月26日に放送されたラジオドラマに出演
• - 恋はショッキング!（日本テレビ）：1983年12月に放送された番組で、副司会を務めた

終焉と影響

ツーツーレロレロは、コンビとしての活動を縮小せざるを得ませんでしたが、彼らの存在は日本のお笑い界において記憶されています。特に学歴ネタを取り入れたスタイルは、その後の漫才に影響を与え、多くの後輩に受け継がれています。彼らの活動は1980年代の漫才ブームの一翼を担い、当時の若者たちに笑いをもたらしました。

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