ティアゴ・アルマダ

ティアゴ・エセキエル・アルマダ：アルゼンチンの新星、世界へ羽ばたく

ティアゴ・エセキエル・アルマダ（Thiago Ezequiel Almada）は、2001年4月26日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで生まれました。幼い頃からサッカーの才能を発揮し、現在はブラジルの名門ボタフォゴFRに所属するフォワードとして、そしてアルゼンチン代表としても活躍しています。

クラブキャリア

アルマダは、名門CAベレス・サルスフィエルドのユースチームでそのキャリアをスタートさせました。2018年8月10日、ニューウェルズ・オールドボーイズ戦でプロデビューを飾り、その才能の片鱗を見せつけます。同年11月5日には、CSDデフェンサ・イ・フスティシア戦でプロ初ゴールを記録し、着実に成長を遂げていきました。

2021年12月、CAベレス・サルスフィエルドは、アルマダが2022年2月にアメリカMLSのアトランタ・ユナイテッドFCへ移籍することで合意したと発表しました。しかし、アトランタ・ユナイテッド側は当初この合意を否定し、完全移籍での獲得に向けた独占的なオプションを保持していると発表。その駆け引きの末、2022年2月9日、アトランタ・ユナイテッドへの移籍が正式に発表されました。移籍金は1600万ドル、契約期間は2025年12月までという大型契約でした。

アトランタ・ユナイテッドでは、その卓越したテクニックと得点能力でチームの攻撃を牽引。MLSでも屈指のタレントとしてその名を轟かせました。

そして2024年7月6日、アルマダは新たな挑戦の場として、ブラジルの名門ボタフォゴFRへ5年契約で移籍。南米の舞台で更なる飛躍を目指します。

代表キャリア

アルマダは、アルゼンチン代表としても輝かしい足跡を残しています。2022年9月24日、ホンジュラス代表との親善試合で代表デビューを果たし、その才能をアピールしました。

同年11月17日には、負傷したホアキン・コレアの代替として、2022 FIFAワールドカップのアルゼンチン代表にサプライズ選出。すると、アルゼンチン代表は見事ワールドカップで優勝を果たし、アルマダはMLSのクラブに所属する選手としては初のワールドカップ優勝メンバーという栄誉に輝きました。これは、欧州と南米以外のクラブに在籍中にワールドカップ優勝メンバーとなった例としては、Jリーグ・清水エスパルスに在籍していたロナウダンがブラジル代表として1994 FIFAワールドカップアメリカ合衆国大会で優勝して以来の快挙でした。

さらに、2024年7月2日には、パリオリンピックに出場するU-23アルゼンチン代表メンバーにも選出。グループリーグでは、第2節のU-23イラク代表戦、最終節のU-23ウクライナ代表戦で2試合連続となる先制ゴールを挙げ、チームを決勝トーナメント進出に導く活躍を見せました。

プレースタイル

アルマダは、卓越したボールコントロール、ドリブルテクニック、パスセンスを兼ね備えた攻撃的なミッドフィルダーです。特に、密集地帯でもボールを失わないキープ力と、正確無比なパスでチャンスを作り出す能力は特筆に値します。また、得点能力も高く、自らゴールを奪うこともできます。そのプレースタイルから、「アルゼンチンの至宝」とも呼ばれ、今後の更なる活躍が期待されています。

タイトル

代表

* FIFAワールドカップ：2022

まとめ

ティアゴ・アルマダは、アルゼンチンサッカー界を代表する若手選手の一人です。CAベレス・サルスフィエルドでのプロデビューから、アトランタ・ユナイテッドでの活躍、そしてボタフォゴFRへの移籍と、着実にステップアップを続けています。アルゼンチン代表としても、2022 FIFAワールドカップ優勝に貢献するなど、その才能を世界に示しました。今後の彼の活躍から目が離せません。

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