ティエムエ・バカヨコ

ティエムエ・バカヨコ：多様なクラブを渡り歩く実力派MF

ティエムエ・バカヨコ（Tiémoué Bakayoko）は、1994年8月17日フランス・パリ生まれのサッカー選手です。現在はFCロリアンに所属し、主にミッドフィールダーとしてピッチを駆け巡ります。

プロキャリアの幕開けとASモナコでの飛躍

バカヨコはスタッド・レンヌのユースチームでその才能を磨き、2013年にトップチームへ昇格。2014年7月にはASモナコへ移籍し、5年契約を結びました。この移籍は、バカヨコにとって大きな転機となります。モナコでは、その運動量とボール奪取能力を武器に中盤の要として活躍。2016-17シーズンにはリーグ・アン優勝に大きく貢献しました。また、UEFAチャンピオンズリーグでも、マンチェスター・シティ戦での重要なゴールなど、チームのベスト4進出に貢献する活躍を見せました。

チェルシー、ミランなど名門クラブでの挑戦

2017年7月、バカヨコはチェルシーFCと5年契約を締結し、プレミアリーグへ挑戦します。トッテナム・ホットスパー戦でデビューを飾り、UEFAチャンピオンズリーグのカラバフFK戦では移籍後初ゴールを記録しました。その後、2018年8月にはACミランへレンタル移籍。2019年にはASモナコへレンタルで復帰し、2020年にはSSCナポリへ、そして2021年には再びACミランへと、レンタル移籍を繰り返しました。

これらの移籍は、バカヨコにとって様々なリーグや戦術を経験する機会となり、選手としての幅を広げることにつながりました。ACミランでは、2021-22シーズンにセリエA優勝を経験しています。

2023年6月にはチェルシーFCからの退団が発表され、同年8月にはFCロリアンと2025年6月までの契約を結び、新天地での活躍を目指しています。

フランス代表としての足跡

バカヨコは、2017年3月にポール・ポグバの負傷を受けてフランス代表に初招集されました。しかし、代表での出場機会は限られており、国際Aマッチ1試合の出場にとどまっています。

プレースタイルと評価

バカヨコは、豊富な運動量と対人守備の強さを持ち味とするミッドフィールダーです。ボール奪取能力が高く、中盤でのフィルター役としてチームに貢献します。また、パスセンスも兼ね備えており、攻撃の起点となることも可能です。そのプレースタイルから、かつては同じフランス代表のMFであるパトリック・ヴィエラと比較されることもありました。

タイトル

モナコ
リーグ・アン：1回（2016-17）

チェルシー
FAカップ：1回（2017-18）

ミラン
* セリエA：1回（2021-22）

まとめ

ティエムエ・バカヨコは、その恵まれた体格と運動能力、そして高い戦術理解度で、これまで数々のクラブで存在感を示してきました。今後のFCロリアンでの活躍、そして更なる成長に期待が高まります。

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