ティム・バーク

ティモシー・フィリップ・バーク（Timothy Phillip Burke, 1959年2月19日 - ）は、アメリカ合衆国ネブラスカ州オマハ出身の元プロ野球選手です。右投右打の投手として、1980年代にメジャーリーグで活躍しました。

プロ入り前

ネブラスカ大学リンカーン校在学中の1980年には、第9回日米大学野球選手権のアメリカ合衆国代表に選出され、第4戦で先発投手として勝利を飾っています。この頃から、その才能は注目されていました。

現役時代

1980年のMLBドラフト2巡目（全体49位）でピッツバーグ・パイレーツから指名を受け、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。

メジャーリーグでは、主にリリーフ投手として活躍し、モントリオール・エクスポズ、ニューヨーク・メッツ、ニューヨーク・ヤンキースの各球団に所属しました。特に、ニューヨークの2球団（メッツとヤンキース）間をトレードで移籍した珍しい選手の一人としても知られています。このトレードは、リー・ゲッターマンとの交換で行われました。

1985年には、ナショナル・リーグ最多となる78試合に登板し、そのタフネスぶりを発揮しました。1989年には、オールスターゲームに選出され、リーグ4位となる28セーブを挙げるなど、リリーフエースとしての地位を確立しました。

8年間のメジャーリーグでの通算成績は、49勝33敗102セーブ、通算防御率2.72、合計498試合登板という素晴らしい記録を残しています。安定した投球でチームに貢献し、ファンを魅了しました。

引退後

1993年にメジャーリーグから引退後は、キリスト教への信仰を深め、4人の養子を育てることに尽力しました。1994年には、『Major League Dad』という映画に主演するなど、新たな分野にも挑戦しています。

妻のクリスティンとともに、2人を韓国、1人をベトナム、もう1人をグアテマラから養子として迎えました。この養子縁組の際には、オレゴン州ユージーンの団体の支援を受けたそうです。

詳細情報

MLBオールスターゲーム選出：1回（1989年）
背番号：54（1985年 - 同年途中）、44（1985年途中 - 1992年途中）、41（1992年途中 - 同年終了）
* 代表歴：第9回日米大学野球選手権大会 アメリカ合衆国代表（1980年）

ティモシー・バークは、野球選手としての才能はもちろんのこと、引退後の社会貢献活動も高く評価されています。彼の人生は、多くの人々に感動と勇気を与えています。

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