テイルズ オブ ルミナリア

テイルズ オブ ルミナリア

『テイルズ オブ ルミナリア』は、コロプラによって開発され、バンダイナムコエンターテインメントが配信したスマートフォン向けのRPGアプリです。このゲームは、2021年11月4日から2022年7月20日までの間にサービスが提供されており、基本プレイは無料で、アイテム課金制となっています。

概要

この作品は「テイルズ オブ シリーズ|テイルズ_オブ_シリーズ」のスマートデバイス向けタイトルの一つであり、タイトルのジャンルは「21の生き様が交錯するRPG」と名付けられています。『テイルズ オブ リンク』や『テイルズ オブ アスタリア』、『テイルズ オブ ザ レイズ』のようにスマートフォン専用に設計されているものの、本作では歴代のキャラクターは一切登場しない新規のオリジナルキャラクターが物語を進行させます。キャラクターデザインには佐伯俊が起用され、彼にとってはシリーズ初の関与となりました。

メインキャラクターは21人おり、それぞれが独自の「正義」を持ち成長する様子が描かれています。彼らの人間関係やストーリーを通じて、様々な事件の真相や仲間や敵の真意が明らかになっていきます。また、重厚な群像劇としてストーリーが展開され、感情移入しやすい描写が特徴です。主題歌はフレデリックがオープニングを、須田景凪がエンディングを担当しており、音楽もまたプレイヤーを物語に引き込む要素の一つです。残念ながら、2022年7月20日をもってサービスは終了しました。

ストーリー

物語の舞台にはかつて、巨大な体を持つ獣たちが生きていた時代があります。それらの獣たちは自然と共存し、その後「源獣」として崇められるようになりました。彼らの死後、その骸から生まれた「マナ」は人々を魅了し、多くの国が誕生しました。このようにして始まったのが「源獣信仰」です。

しかし、1000年後には源獣信仰を基にしたユール連邦と、その源獣からマナを抽出する技術で発展を遂げたジルドラ帝国との間に戦争が巻き起こります。そして、その戦争の中で様々なキャラクターたちが生き様を交錯させ、隠された世界の真実が徐々に明らかになっていきます。

キャラクター

物語には二つの陣営、ユール連邦とジルドラ帝国に属するキャラクターが存在し、それぞれの側で物語を進行させます。

ユール連邦

ユール連邦では、イーディス騎士学校の生徒や教官たちが中心となります。例えば、熱血漢の少年レオ・フルカードや、視力に優れた少女セリア・アルヴィエなど、彼らの成長や友情が前面に出されています。

ジルドラ帝国

一方、ジルドラ帝国にはアウグスト・ヴァレンシュタインやアレクサンドラ・フォン・ゾンネといったキャラクターが登場し、彼らの視点でも物語は語られます。アウグストは故郷を失った過去を持ち、その復讐に生きる一方、アレクサンドラは高潔な人柄でありながらも大食漢という意外な一面を持つなど、各キャラクターに深みがあります。

冒険者たち

さらに、連邦と帝国の間に属さない冒険者たちも活躍します。エドワール・ルキエやリディ・ドラクロワなど、彼らもまたそれぞれの目的を持って物語に関わっていくことになります。

Webアニメ

このゲームはアニメ化され、『テイルズ オブ ルミナリア The Fateful Crossroad』として2022年1月21日から配信されました。前編と後編で、物語の重要な局面を描いています。

スタッフ

アニメ制作には、多くの才能が関与しています。監督は加藤汐里と加藤緑里、脚本は冨田頼子が担当しました。また、音響監督には町田薫が起用されています。

本作は、キャラクターたちの成長と生き様を描くことで、プレイヤーに深い感動をもたらしました。未だ多くのファンに愛され続けている作品です。

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