テキスタイルデザイナー

テキスタイルデザイナーは、服飾やインテリア用途のテキスタイル（布地・織物）をデザインする専門家であり、染織家とも呼ばれます。彼らは、糸の選定、配色、図柄の作成、加工方法の決定、質感の調整など、素材となる布の「織り」と「染め」に関わる広範な意匠を手掛けます。

繊維の撚り方や組織そのものを選び、または作り出すこともあり、川上に近い工程ほど、これらの業務が中心となります。テキスタイルデザイナーの仕事は、素材の良さを最大限に活かしながら、最新のトレンドや特定の意図を反映させ、ファッションやインテリアなどの用途に適応させることです。

多くの場合、テキスタイルデザイナーはアパレルメーカーやインテリアメーカーなどの企業に所属しています。独立して活動するテキスタイルデザイナーは比較的少ないのが現状です。デザインするテキスタイルの用途に応じて、ファッションデザイナーに近い役割を担うこともあれば、インテリアデザイナーに近い役割を担うこともあります。

日本の著名なテキスタイルデザイナー

榎本真弓：毛織物のテキスタイルデザイナーとして知られています。
石本藤雄
鈴木マサル
須藤玲子
南村弾
櫻井マナミ

関連分野

ファッション・アパレル
インテリア・住宅
繊維

関連人物

大河原邦男：モビルスーツのデザインで有名なメカニックデザイナーですが、かつてオンワード樫山でテキスタイルデザイナーとして活躍していました。

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