テクノドン・ライヴ (TECHNODON LIVE)
『
テクノドン・ライヴ』は、
イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)が
1993年6月10日と11日に
東京ドームで行ったライブの模様を収めた
アルバムです。この作品は、
1993年8月25日に東芝EMI/EASTWORLDからリリースされました。これにより、YMOのファンはその特別な瞬間を再度体験することができるようになりました。
ライブの背景
このライブは、『
テクノドン』の収録曲を中心に構成されており、演奏された楽曲は聴衆に強い印象を与えましたが、CD化の際には「NOSTALGIA」「SILENCE OF TIME」「O.K.」「ポケットが虹でいっぱい」の4曲が収録から外されています。
ミキシングは
GOH HOTODAが担当し、音質にも配慮された作品となっています。
ライヴの際には、ステージ上の巨大スクリーンに映像作家・
原田大三郎による
コンピュータグラフィックスが映し出され、音楽とビジュアルの融合によって、観客の心に強く印象づけられます。このような演出により、観客は視覚と聴覚を同時に楽しむことができる体験を得ました。
批評
音楽情報サイト『CDジャーナル』は本作について、サウンドに関しては評価をあまり高くせず、「かつてのテクノ・サウンドの意義を認めるのに厭ではないものの、現在この音を再び聴くことに対しては疑問が残る」と指摘しています。また、ライブのパフォーマンスについては「全体的に熱の感じられない演奏が繰り広げられ、観客がどのように盛り上がるのか理解し難い」と否定的な見解が示されており、その評価にも様々な意見が存在します。
収録曲
アルバムには以下のトラックが収録されています。各曲は
アルバム『
テクノドン』からの楽曲が中心ですが、歴代のYMOの名曲も含まれています。
参加ミュージシャン
このライブに参加したメンバーは、次の通りです。
リリース履歴
『
テクノドン・ライヴ』は、YMOの歴史において重要な作品の一つであり、ファンにとっては特別な記憶が蘇る
アルバムです。音楽と視覚が融合した体験は、今でも多くの人々に響き続けています。