テクラ (プロレスラー)

テクラ（THEKLA）について

テクラ・カイシャウリ（Thekla Kaischauri）は1993年4月30日生まれで、オーストリアから来た女子プロレスラー兼画家です。彼女の身長は155.8cm、体重は52kgと、プロレスラーとしてはコンパクトながらも力強い存在感を誇っています。

来歴

テクラのプロレスキャリアは2017年にフランスの地下プロレス団体WUW（World Underground Wrestling）で始まり、それが彼女のプロレスデビューとなりました。翌年の2018年には日本の地下プロレスに初めて来日し、さらなる経験を積みます。2019年7月には、日本での女子プロレスを学ぶためにアイスリボンに6週間留学。その中で、7月27日に正式に女子プロレスデビューを果たしました。2020年2月、再び来日しWUW女子王者としての地位を確立し、道場マッチにてYappyに勝利して初勝利を得るなど、着実に実績を重ねていきます。

アイスリボン活動

2020年はテクラにとって重要な年となりました。3月21日までの予定だった日本滞在は、コロナ禍の影響で延長を余儀なくされ、3月29日にはアイスリボンへの入団を発表します。8月には、SEAdLINNNGに初参戦し、さらに後楽園ホール大会ではWUW王座を奪回する快挙を成し遂げます。その後はビザの問題でウィーンに帰国し、一時的に活動を停止しますが、12月に再来日を果たしました。

2021年にはさらなる挑戦が続き、1月16日に記者会見を開いて彼女の活動再開を発表。2月23日にはIW19王座に挑戦するも惜しくも敗北。4月11日にも王座に挑戦しますがまたも敗北し、5月3日には遂にトライアングルリボン王座を獲得するなど、波乱万丈な展開を見せました。しかし11月13日に藤田あかねに敗れた試合を最後に、テクラはアイスリボンを退団しました。

スターダム時代

2022年の新年、テクラはスターダムでの新たな活動をスタートします。1月3日にはドンナ・デル・モンドの一員として初めてシングルマッチに参戦し、1月29日には愛知県体育館大会で空位となっていたSWA世界王座を獲得しました。しかし、5月には岩谷麻優に敗れて王座を失い、6月からは欠場を余儀なくされます。10月22日に復帰した後も、タッグとして活動し続け、勝利を収めました。

2023年には、ジュリアと桜井まいとのトリオでアーティスト・オブ・スターダム王座を獲得し、活躍を見せました。また、6月には自身のイラスト作品やコスチュームを展示する個展「GIMME DANGER」を開催しました。2024年には、アーティスト王座を失ったものの、ドンナ・デル・モンドの一員として活動を続け、新しいユニット「H.A.T.E.」に移行するなど、彼女のキャリアはさらに多彩さを増しています。

人物像

テクラは美術学修士（MFA）を有し、Tシャツのデザインなどアート活動にも積極的に取り組んでいます。また、元バレリーナであり、五つの言語を操る多才な一面も持っています。彼女は19歳の時、母国オーストリアでプロレスのポスターを見て興味を持ち、その後レスラーになることを決意しました。

必殺技

テクラの得意技には、ダブルアーム式ブレード・ランナーや、飛びつき式変形卍固めなどがあり、多彩な技を駆使するスタイルが特徴です。

タイトル歴

テクラは多くのタイトルを獲得しており、アイスリボンのWUW女子王座やトライアングルリボン王座、スターダムのSWA世界王座、アーティスト・オブ・スターダム王座など、その実績は申し分ありません。彼女の活躍は、女子プロレス界において確固たる地位を築いています。

テクラはレスリングだけでなく、アートでもその存在感を示し続ける、多才なアスリートであり、これからの活動にも注目が集まります。

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