テッサ・ブランチャード

テッサ・ブランチャード：女子プロレス界のサラブレッド

テッサ・ブランチャード（Tessa Blanchard、1995年7月26日 - ）は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州シャーロット出身の女子プロレスラーです。プロレス界のレジェンドを血筋に持つ彼女は、その才能を開花させ、数々の実績を残してきました。

プロレスラーとしてのルーツ

父親は、1980年代に一世を風靡したプロレスラーユニット、フォー・ホースメンのオリジナルメンバーであるタリー・ブランチャード。祖父は、テキサス州サンアントニオを拠点とするSCW（Southwest Championship Wrestling）のプロモーターだったジョー・ブランチャード。まさにプロレス一家に生まれ育ちました。

プロレスラーとしてのキャリア

2014年、テッサはマネージャーとしてプロレスに関わるようになります。4月からは、キャメロン・ケイドのガールフレンド兼マネージャーとして活動を開始。しかし、彼女の才能はリング上での戦いを求めました。

5月12日、プロレスラーとしての活動経験がないにも関わらず、メジャー団体であるWWEのトライアウトに参加。同日に行われたSmackDownのダークマッチにて、チャシティ・テイラーと対戦しました。また、アダム・ローズが率いるパーティーメンバー、ローズバズの一員としても参加しましたが、WWEとの契約には至りませんでした。その後も、WWEのトライアウトに何度か参加しましたが、合格には至りませんでした。

6月13日、地元であるシャーロットを拠点とするQOC（Queens Of Combat）にて、ミス・レイチェルを相手にプロレスラーとしてデビュー。同月28日には、シャーロットを拠点とするPWX（Premiere Wrestling Xperience）にて、WWEで対戦したチャシティ・テイラーと再戦し、プロレスラーとしてキャリア初の勝利を飾りました。

10月4日、オハイオ州を拠点とするAIW（Absolute Intense Wrestling）の女子レスラーイベント、Girls Night Out 13にて、スターダムに参戦経験のある実力者、ベーダ・スコットと対戦しましたが敗戦。しかし、同月11日には、ニュージャージー州を拠点とするECWA（East Coast Wrestling Association）にて行われたワンナイトトーナメント、スーパー8チックファイトトーナメントに出場し、ティナ・サンアントニオ、レニー・ミッチェルを破り、決勝でディアナに参戦経験があり、WXW（World Xtreme Wrestling）のWXW C4女子王者であるジェニー・ローズと対戦して勝利。トーナメントを制覇すると同時にECWA女子王座を獲得しました。

11月30日、QOC（Queens Of Combat）にて、WWE、TNAと渡り歩いたトップディーバであるミッキー・ジェームスと対戦。ミッキーの容赦ない攻撃に為す術なく敗れました。

2015年1月17日、テキサス州を拠点とするLSCW（Lone Star Championship Wrestling）にて、NWA世界女子王者であり、LSCWローンスター女子王座を保持するバービ・ヘイデンに挑戦しましたが、王座奪取には至りませんでした。

4月19日、シャーロットを拠点とするPWX（Premiere Wrestling Xperience）にて、ジョーイ・ライアンとのワールド・キューテスト・タッグチームで知られるキャンディス・リレイと対戦し、スリングショット・スープレックスを決めて勝利しました。

2016年8月、日本のスターダムが主催する「STARDOM 5★STAR GP」に参戦するため初来日。初戦の相手である渡辺桃を変型バックドロップでフォールし、初来日初勝利を飾りました。

得意技

マグナム
ダブルニー・フェイス・ブリーカー
スリングショット・スープレックス
ロープ・リバウンド式ブレーンバスター
ハンマーロックDDT
相手を前屈の状態にして、右手で相手の左腕をハンマーロックで固定し、右手で相手の頭部を抱え込みDDTを決める。

獲得タイトル

インパクト・レスリング
インパクト世界王座 ： 1回
インパクト・ノックアウト王座 : 1回
ECWA
ECWA女子王座 : 1回
ECWAスーパー8チックファイトトーナメント : 2014年優勝

入場曲

* Lo Horsemen

テッサ・ブランチャードは、その才能と努力で、女子プロレス界を牽引する存在となりました。今後の活躍にも目が離せません。

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