テムズバレー大学

ウェストロンドン大学（University of West London）

ウェストロンドン大学（UWL、旧称：テムズバレー大学）は、イギリスの西ロンドンに位置する国立大学です。スロー、レディング、イーリングにキャンパスを構え、オープンユニバーシティを除くと、イギリスで最も学生数が多い大学の一つとして知られています。

キャンパス

ウェストロンドン大学は、ロンドン西部のイーリングとブレントフォードに主要なキャンパスを持っています。イーリングキャンパスはメインキャンパスとして機能し、大学の会計課、学生相談課、国際課などの重要なオフィスが集中しています。ブレントフォードキャンパスとの間には、授業のある平日に学生専用の無料送迎バスが運行され、学生の移動をサポートしています。

さらに、看護学専攻の学生向けには、パディントン駅から列車で約30分の距離にあるレディングに、バークシャイアーヘルスインスティチュートという研修用施設が設けられています。

歴史

ウェストロンドン大学の起源は1860年に遡ります。当時、レディー・バイロン・スクールが現在のイーリングキャンパスの場所に設立されました。この学校は後にイーリング・カレッジ・オブ・ハイヤーエデュケーションへと発展しました。

スローキャンパスは1907年に小学校として設立され、1940年代にはテクニカル・インスティテュートとなり、1970年代にはテムズバレー・カレッジ・オブ・ハイヤーエデュケーションとなりました。

1990年、イーリング・カレッジ・オブ・ハイヤーエデュケーション、テムズバレー・カレッジ・オブ・ハイヤーエデュケーション、クイーンシャーロット・カレッジ・オブ・ヘルスケアスタディーズ、ロンドン・カレッジ・オブ・ミュージックが合併し、ポリテクニック・オブ・ウェストロンドンが誕生しました。1992年のFurther and Higher Education Actを受け、大学としての地位を獲得し、テムズバレー大学として認められました。

2004年には、レディング・カレッジ・アンド・スクール・オブ・アーツ&デザインと合併し、レディング・カレッジの施設がテムズバレー大学のレディングキャンパスとなりました。この合併により、大学は規模を拡大し、多様な学生を受け入れる体制を整えました。学生の45%が非白人民族出身であり、60%がパートタイムで学んでいます。2011年4月6日、テムズバレー大学からウェストロンドン大学へと名称を変更し、ロゴも一新しました。

主な出身者

ウェストロンドン大学は、数多くの著名な卒業生を輩出しています。

ジェイソン・ケイ（Jamiroquaiのメンバー）
フレディ・マーキュリー（Queenのメンバー）
レイ・デイヴィス（The Kinksのメンバー）
ロン・ウッド（The Rolling Stones, The Facesのメンバー）
ピート・タウンゼント（The Whoのメンバー）
ユン・チアン（『ワイルドスワン』、『マオ 誰も知らなかった毛沢東』の著者）
マット・トン（Bloc Partyのメンバー）

外部リンク

西ロンドン大学公式サイト
* テムズバレー大学日本語サイト

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