テムール・ラヒモフ

テムール・ラヒモフ（Temur Rakhimov、1997年7月8日 - ）は、タジキスタンを代表する柔道家です。100kg超級の選手として、国際舞台で目覚ましい活躍を見せています。

人物と経歴

2014年にアジアユース90kg超級で2位に入賞し、その才能の片鱗を見せました。その後、2017年にはアジアジュニアで2位、世界ジュニアでは3位と、着実に実績を重ねました。階級を100kg超級に上げてからは、2018年の世界選手権で7位入賞を果たし、世界の強豪としての地位を確立しました。

2021年の東京オリンピックでは、2回戦でグラム・ツシシビリ（ジョージア）に敗れましたが、その実力は高く評価されました。2022年のアジア選手権では決勝で影浦心に敗れて2位、世界選手権では準決勝で斉藤立に敗れ、3位決定戦でもツシシビリに敗れて5位に終わりました。

しかし、同年開催されたグランドスラム・バクーでは見事優勝。ワールドマスターズでは決勝で再び斉藤に敗れて2位となりました。2023年の世界選手権では、準々決勝で影浦を破るも、準決勝でテディ・リネール（フランス）に敗れ、3位決定戦でもラファエル・シルバ（ブラジル）に敗れて5位に終わりました。地元開催のグランプリ・ドゥシャンベでは、決勝でタメルラン・バシャエフに敗れて2位に甘んじました。その後のグランドスラム・アスタナ、ワールドマスターズ、アジア大会でもいずれも2位に終わっています。

2024年の世界選手権では7位。パリオリンピックでは、準決勝で再びリネールに敗れたものの、3位決定戦でアンディ・グランダ（世界チャンピオン）を破り、見事銅メダルを獲得しました。

2024年7月22日現在、IJF世界ランキングは3198ポイントで1位です。

主な戦績

2014年 - アジアユース　2位(90kg超級)
2017年 - アジアジュニア　2位(100kg級)
2017年 - 世界ジュニア　3位(100kg級)
2018年 - 世界選手権　7位
2019年 - グランプリ・マラケシュ　3位
2019年 - アジアパシフィック選手権　2位
2021年 - ワールドマスターズ　5位
2021年 - アジア・オセアニア選手権　3位
2021年 - 世界選手権　7位
2021年 - グランドスラム・バクー　2位
2021年 - グランドスラム・アブダビ　3位
2022年 - グランドスラム・テルアビブ　3位
2022年 - グランドスラム・アンタルヤ　3位
2022年 - アジア選手権　2位
2022年 - 世界選手権　5位
2022年 - グランドスラム・アブダビ　3位
2022年 - グランドスラム・バクー　優勝
2022年 - ワールドマスターズ　2位
2023年 - 世界選手権　5位
2023年 - グランプリ・ドゥシャンベ　2位
2023年 - グランドスラム・アスタナ　2位
2023年 - ワールドマスターズ　2位
2023年 - アジア大会　2位
2024年 - アジア選手権　3位
2024年 - グランドスラム・ドゥシャンベ　2位
2024年 - グランドスラム・アスタナ　2位
2024年 - 世界選手権 7位
2024年 - パリオリンピック　3位

外部リンク

* テムール・ラヒモフ - JudoInside.com のプロフィール（英語）

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