テリファー

テリファー (Terrifier)

『テリファー』（原題：Terrifier）は、2016年にアメリカで制作されたホラー[[映画]]です。この作品は“恐怖の人”という意味を持つタイトルを持ち、ハロウィンの夜に登場するピエロの姿をした連続殺人鬼「アート・ザ・クラウン」に焦点を当てています。

本作は日本では公開当初、劇場での上映は行われず、ビデオスルーの形式でリリースされました。しかし、2023年5月には続編の発表に伴い、TOHOシネマズ六本木ヒルズとTOHOシネマズ梅田シネマで2週間限定で再上映され、注目を集めました。また、2022年にはその続編として『テリファー 終わらない惨劇』が制作されました。

あらすじ

映画は、マイルズ大虐殺から1年後のシーンから始まります。生き残った女性・ビクトリアはテレビ番組でインタビューを受けており、そこで自らの顔がどのように犯人に食い破られたかを語ります。不気味なことに、そのインタビューを視聴しているのは他ならぬその犯人「アート・ザ・クラウン」です。ビクトリアは精神的に不安定になり、番組収録後に司会者に襲いかかり、その顔面を壊してしまいます。

その後、話はハロウィンの夜に戻り、アメリカの田舎町マイルズ郡で「アート・ザ・クラウン」が、仮装パーティ帰りの少女・タラと彼女の友人ドーンを狙います。権利を得たタラとドーンの車はパンクさせられ、二人は深夜営業のピザ店に逃げ込みますが、そこでも「アート」は従業員たちを襲撃し、惨殺します。

タラは姉のビクトリアに助けを求める電話をかけますが、彼女が到着するまでの間、トイレに行きたくなったタラはある古いビルに入ります。その間、車に残ったドーンは襲撃を受け、命を奪われてしまいます。ビル内では、タラも囚われの身となり、目の前でドーンが惨殺される様を目撃しなければなりません。

タラは一旦逃げることに成功しますが、再び「アート」により撃たれ、駐車場にいた女性も犠牲になってしまいます。一方、ビクトリアもアートに捕らえられてしまい、顔を食べられる惨劇が繰り広げられます。その後、彼女は警察が到着する直前に再度捕まり、絶望的な状況に陥ります。最終的に、アートは自らの命を絶とうとしますが、検死事務所でもその「生」への執着は途絶えず、再び蘇り、検視官を襲うという恐怖の展開を見せます。

キャスト

• - タラ：ジェナ・カネル（日本語吹替：大川香織）
• - ドーン：キャサリン・コーコラン（日本語吹替：長弘翔子）
• - ヴィクトリア：サマンサ・スカフィディ（日本語吹替：河野茉莉）
• - マイク：マット・マカリスター（日本語吹替：板垣優稀）
• - アート・ザ・クラウン：デヴィッド・ハワード・ソーントン

『テリファー』は、恐怖の象徴であるピエロを用いた独特のストーリーテリングにより、観客に深い印象を残す作品となっています。映画が描く犯罪とサバイバルの物語は、視聴者にショッキングな体験を提供します。一度観ると、決して忘れられないインパクトがあります。

もう一度検索