テリーとうえちゃんのってけラジオ
『テリーとうえちゃんのってけラジオ』は、1998年3月30日から2002年9月27日まで、ニッポン放送で放送されていたラジオ番組です。パーソナリティは、タレントで演出家のテリー伊藤（以下、テリー）と、当時ニッポン放送アナウンサーの上柳昌彦（以下、うえちゃん）が務めました。この番組は、15年4ヶ月続く「のってけ」シリーズの第2弾であり、4年半の放送期間中に全1140回を数えました。略称は「のってけ」、テリーと上柳のコンビ時代を強調する場合は「テリうえ」とも呼ばれます。
番組開始の背景には、当時のニッポン放送の編成状況がありました。かつて同時間帯でトップだった「いまに哲夫の歌謡パレードニッポン」が、文化放送の「吉田照美のやる気MANMAN!」の台頭によりその座を脅かされ、テコ入れとして塚越孝アナウンサーを投入するも、状況は好転しませんでした。その打開策として、番組開始1年前からテリーを起用した「のってけテリー!渚の青春花吹雪」を開始しましたが、過激な内容がリスナーに受け入れられず、立て直しは困難でした。
そこで、新たな試みとして、若年層向けのパーソナリティというイメージが薄れていた上柳とテリーをコンビにすることで、これまでにない番組作りを目指しました。「のってけラジオ」という番組名は、「のってけテリー!渚の青春花吹雪」の「のってけ」を、上柳がパーソナリティを務めていた「うえちゃんの花の土曜日おっかけラジオ」「うえちゃんのおっかけラジオ ヨッ!お疲れさん」の「○○ラジオ」という型式に当てはめたものです。キャッチフレーズは「男2人でやってます」で、当時としては珍しい男性2人だけのパーソナリティによるラジオ番組は、文化放送の「陳平＆寺ちゃんのハッピートゥモロー」にも影響を与えました。番組コンセプトは「得意先回りの営業マンが、営業車で、缶コーヒー片手に聞くラジオ」でした。
番組のオープニングは、前番組では10分近くも挨拶なしでトークが繰り広げられるという異色の構成でしたが、当番組ではテリーと上柳のトークは5分程度に短縮され、2人が挨拶をした後、上柳が「3時間(2時間半)の生放送です、男2人でやってます、のってけラジオ始まるよ!」とコールし、テーマソングをBGMにニュースを題材にしたトークが展開されるという、オーソドックスな形に変わりました。このフォーマットは「やるMAN」の影響を受けています。
テリーは、ベテランで進行を主導できる上柳とのコンビで、個性的でありながらも好感の持てるキャラクターを引き出すことに成功しました。上柳も、個性的なテリーを相手に臆することなく番組を仕切り、平日ワイド番組でも十分に勝負できる信頼感を獲得しました。テリーと上柳のコンビは、吉田照美と小俣雅子コンビと互角に競い合い、一時は勝利を収めるほどでした。上柳の降板後、テリーが再び一人で進行を担うことになった際も、上柳とのコンビ時代に培った経験が活かされ、ニッポン放送平日午後帯の立て直しに貢献し、ライバルだった「やるMAN」を終了に追い込むことにもつながりました。
上柳が「うえやなぎまさひこのサプライズ!」を担当するために降板してからは、小口絵理子と外回り担当から昇格した垣花正（共に当時ニッポン放送アナウンサー）が加入し、「テリー伊藤のってけラジオ」に改題しました。
その後、上柳は平日早朝の「上柳昌彦のお早うGoodDay!」を経て当番組の時間帯に復帰し「上柳昌彦 ごごばん!」を、テリーは「テリー伊藤 サンデーのってけラジオ」を経て金曜16時枠の「テリー伊藤のフライデースクープ そこまで言うか!」を担当するなど、規模は小さくなったものの、この2人によるニッポン放送午後の時間帯での活躍は、2015年3月までの約20年近くに及びました。テリーはその後ニッポン放送でのレギュラーが一時的に消滅しましたが、上柳は引き続き同時間帯での活躍を続け、2016年からは早朝の帯番組「上柳昌彦 あさぼらけ」を担当しています。
番組の主なコーナーとして、リスナーから日常に起こる恐怖体験を川柳にしたためてもらう「恐怖川柳」が挙げられます。番組最長のコーナーであり、爆笑ネタが多数寄せられました。特に静岡県や茨城県からの投稿が多く、テリーはそれらの地域を揶揄することもあった一方、都内の高級住宅地からの投稿には、上柳がツッコミを入れていました。また、平日午後の番組にもかかわらず、中高生からの投稿が多く、長期休暇が近づくと上柳が頭を抱えるのがお約束でした。番組本や漫画にも展開され、長きにわたって愛されたコーナーでした。その他、初期には情報屋のゲンさんが巨人軍の裏情報を語るコーナーや、巨人軍優勝を記念したちょうちん行列などの企画も実施されました。
番組のタイムテーブルは、放送初期にはニュースや交通情報に加え、リスナーからの電話コーナー、ゲストコーナーなど多岐にわたりました。コーナーの一部は、後番組の「テリー伊藤のってけラジオ」にも引き継がれました。
番組からは、「テリーとうえちゃん のってけダジャレなぞなぞ」「テリーとうえちゃんの恐怖川柳」といった書籍や、情報屋ゲンさんのイメージソング「愛しき人よ」がリリースされました。番組内のコーナーで垣花正がラーメン店を巡る企画があり、その際にテリーがサインを求められることが多かったため、都内で一番サインが飾られている有名人として、テリーの名前が挙がるというエピソードもあります。また、岐阜放送でも番組が放送されたことがありました。
番組開始の背景には、当時のニッポン放送の編成状況がありました。かつて同時間帯でトップだった「いまに哲夫の歌謡パレードニッポン」が、文化放送の「吉田照美のやる気MANMAN!」の台頭によりその座を脅かされ、テコ入れとして塚越孝アナウンサーを投入するも、状況は好転しませんでした。その打開策として、番組開始1年前からテリーを起用した「のってけテリー!渚の青春花吹雪」を開始しましたが、過激な内容がリスナーに受け入れられず、立て直しは困難でした。
そこで、新たな試みとして、若年層向けのパーソナリティというイメージが薄れていた上柳とテリーをコンビにすることで、これまでにない番組作りを目指しました。「のってけラジオ」という番組名は、「のってけテリー!渚の青春花吹雪」の「のってけ」を、上柳がパーソナリティを務めていた「うえちゃんの花の土曜日おっかけラジオ」「うえちゃんのおっかけラジオ ヨッ!お疲れさん」の「○○ラジオ」という型式に当てはめたものです。キャッチフレーズは「男2人でやってます」で、当時としては珍しい男性2人だけのパーソナリティによるラジオ番組は、文化放送の「陳平＆寺ちゃんのハッピートゥモロー」にも影響を与えました。番組コンセプトは「得意先回りの営業マンが、営業車で、缶コーヒー片手に聞くラジオ」でした。
番組のオープニングは、前番組では10分近くも挨拶なしでトークが繰り広げられるという異色の構成でしたが、当番組ではテリーと上柳のトークは5分程度に短縮され、2人が挨拶をした後、上柳が「3時間(2時間半)の生放送です、男2人でやってます、のってけラジオ始まるよ!」とコールし、テーマソングをBGMにニュースを題材にしたトークが展開されるという、オーソドックスな形に変わりました。このフォーマットは「やるMAN」の影響を受けています。
テリーは、ベテランで進行を主導できる上柳とのコンビで、個性的でありながらも好感の持てるキャラクターを引き出すことに成功しました。上柳も、個性的なテリーを相手に臆することなく番組を仕切り、平日ワイド番組でも十分に勝負できる信頼感を獲得しました。テリーと上柳のコンビは、吉田照美と小俣雅子コンビと互角に競い合い、一時は勝利を収めるほどでした。上柳の降板後、テリーが再び一人で進行を担うことになった際も、上柳とのコンビ時代に培った経験が活かされ、ニッポン放送平日午後帯の立て直しに貢献し、ライバルだった「やるMAN」を終了に追い込むことにもつながりました。
上柳が「うえやなぎまさひこのサプライズ!」を担当するために降板してからは、小口絵理子と外回り担当から昇格した垣花正（共に当時ニッポン放送アナウンサー）が加入し、「テリー伊藤のってけラジオ」に改題しました。
その後、上柳は平日早朝の「上柳昌彦のお早うGoodDay!」を経て当番組の時間帯に復帰し「上柳昌彦 ごごばん!」を、テリーは「テリー伊藤 サンデーのってけラジオ」を経て金曜16時枠の「テリー伊藤のフライデースクープ そこまで言うか!」を担当するなど、規模は小さくなったものの、この2人によるニッポン放送午後の時間帯での活躍は、2015年3月までの約20年近くに及びました。テリーはその後ニッポン放送でのレギュラーが一時的に消滅しましたが、上柳は引き続き同時間帯での活躍を続け、2016年からは早朝の帯番組「上柳昌彦 あさぼらけ」を担当しています。
番組の主なコーナーとして、リスナーから日常に起こる恐怖体験を川柳にしたためてもらう「恐怖川柳」が挙げられます。番組最長のコーナーであり、爆笑ネタが多数寄せられました。特に静岡県や茨城県からの投稿が多く、テリーはそれらの地域を揶揄することもあった一方、都内の高級住宅地からの投稿には、上柳がツッコミを入れていました。また、平日午後の番組にもかかわらず、中高生からの投稿が多く、長期休暇が近づくと上柳が頭を抱えるのがお約束でした。番組本や漫画にも展開され、長きにわたって愛されたコーナーでした。その他、初期には情報屋のゲンさんが巨人軍の裏情報を語るコーナーや、巨人軍優勝を記念したちょうちん行列などの企画も実施されました。
番組のタイムテーブルは、放送初期にはニュースや交通情報に加え、リスナーからの電話コーナー、ゲストコーナーなど多岐にわたりました。コーナーの一部は、後番組の「テリー伊藤のってけラジオ」にも引き継がれました。
番組からは、「テリーとうえちゃん のってけダジャレなぞなぞ」「テリーとうえちゃんの恐怖川柳」といった書籍や、情報屋ゲンさんのイメージソング「愛しき人よ」がリリースされました。番組内のコーナーで垣花正がラーメン店を巡る企画があり、その際にテリーがサインを求められることが多かったため、都内で一番サインが飾られている有名人として、テリーの名前が挙がるというエピソードもあります。また、岐阜放送でも番組が放送されたことがありました。
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