上柳昌彦

上柳昌彦のプロフィールと魅力

上柳昌彦（うえやなぎ まさひこ）は、1957年8月1日生まれのフリーアナウンサーであり、元ニッポン放送のアナウンサーでもあります。大阪府大東市出身で、転勤族の父の影響で幼少期から多くの地域で育ちました。東京都立新宿高等学校を経て、立教大学法学部を卒業後、1981年にニッポン放送にアナウンサーとして入社しました。彼の愛称「うえちゃん」は、親しまれています。

幅広いキャリア

上柳は主に深夜枠の番組からキャリアをスタートし、特に『オールナイトニッポン』や音楽番組でパーソナリティを務めました。音楽への深い造詣があり、特にアマチュアバンドブームの中で多くの音楽系番組に出演し、リスナーとの親密な関係を築いた透明感ある声が多くの人々を魅了しました。1987年からはヤマハ主催の音楽フェスティバル『ティーンズミュージックフェスティバル』の司会を務め、後に音楽界の多くの著名人と親交を深めました。

また、1986年にはフジテレビの『夕やけニャンニャン』のMCとして活動。ここで文化放送からフリーに転身した吉田照美との共演も話題を呼びました。1990年代以降は日中の番組へシフトし、報道の現場でも国会担当記者や選挙特番のキャスターとしても活動しました。

認知度の向上

特に1994年に始まった『上柳昌彦の花の係長 ヨッ!お疲れさん』は中堅サラリーマンを対象にした番組で、上柳ならではのトークと音楽が融合して人気を博しました。徐々にリスナーを獲得し、3年目に聴取率でトップを獲得することに成功しました。これにより、上柳は名実ともにニッポン放送の顔となりました。

番組から伝わる人柄

上柳は1998年には『テリーとうえちゃんのってけラジオ』でのコンビ活動を経て、さらに多彩な人間関係を形成します。特に、笑福亭鶴瓶とは長年のファンであり、親交も深いことで知られています。彼のユニークなキャラクターが多くの人に愛されているのも、こうした繋がりの賜物です。

嗜好と趣味

私生活では、読書や音楽、映画に加え、落語や漫才も愛しており、高田文夫や鶴瓶との交流も趣味の影響から生まれたものでしょう。古地図の収集や博物館巡りも楽しんでおり、話題に花が咲くこともしばしば。彼は鉄道ファンを公言しており、ラジオで各路線の定時運行を確認することから、リスナーに列車の様子を伝えることもしばしばあります。

健康問題と予防啓発

2017年にニッポン放送を定年退職した後、健康診断で前立腺がんが判明しました。手術を経て復帰した彼は、現在も防災パーソナリティとして活動しており、災害時の情報発信や心構えについてのリスナーへの啓発活動も続けています。特に東日本大震災の際には、スタジオで最大震度5強を体感しつつリスナーへ冷静な対応を促しました。

現在と未来

2023年には初の著書『定年ラジオ』を出版し、その後も様々なメディアで活躍を続けています。多才なストーリーを持つ彼の人生や職業は、多くのファンに支えられているのです。読者やリスナーとのつながりを大切にし、これからも多くの人々に感動や笑いを届けていくことでしょう。

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