テリー・スタインバック

テリー・スタインバックは、1962年生まれ、ミネソタ州出身の元プロ野球選手です。右投右打の捕手として、主にオークランド・アスレチックスで活躍しました。

経歴

1980年のMLBドラフトでクリーブランド・インディアンスから指名を受けましたが、契約せずにミネソタ大学へ進学。その後、1983年のMLBドラフトでオークランド・アスレチックスから指名され、プロ入りを果たしました。

当初は三塁手でしたが、後に捕手へ転向。1986年9月12日のインディアンス戦でメジャーデビューし、その初打席で本塁打を放つという鮮烈なデビューを飾りました。これは史上60人目の快挙でした。

1988年にはオールスターゲームに初出場し、アメリカンリーグの先発捕手を務めました。さらに、オールスター初打席でドワイト・グッデンから先制本塁打を放ち、MVPに選出されるという、記憶に残る活躍を見せました。

1989年のワールドシリーズでは、全4試合に先発出場し、第2戦で3ラン本塁打を放つなど、チームの15年ぶりの優勝に大きく貢献しました。

1990年6月29日のブルージェイズ戦では、デーブ・スチュワートがノーヒットノーランを達成した試合で捕手を務めました。

1996年シーズン後には、地元ミネソタ・ツインズに移籍。1999年9月11日のエンゼルス戦では、エリック・ミルトンがノーヒットノーランを達成した試合で再び捕手を務めました。同年シーズンをもって現役を引退。

引退後は、2013年から2年間、ツインズでベンチ兼捕手コーチを務めました。

プレースタイル

堅実な守備と勝負強い打撃が持ち味の捕手でした。特に、1988年のオールスターゲームでの活躍は、多くのファンの記憶に残っています。

タイトル・表彰

MLBオールスターゲーム選出：3回（1988年、1989年、1993年）
MLBオールスターゲームMVP：1回（1988年）

背番号

* 36 (1986年 - 1999年、2013年 - 2014年)

テリー・スタインバックは、アスレチックス黄金時代を支えた名捕手として、その名が刻まれています。

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