てれびくん

てれびくんの概要

『てれびくん』は小学館が1976年5月に発刊した、主に未就学児童向けの月刊雑誌です。この雑誌は、特撮やアニメ、ホビーに関する情報を中心に、豊富な漫画や魅力的な付録が特徴となっています。創刊当初は教育評論家の阿部進が監修を務め、1977年にはキャッチコピーとして「小学館のテレビ教育雑誌」を掲げました。その後、雑誌名の変遷もあり、2006年からは「日本一のヒーロー雑誌!!」を名乗るようになりました。また、2021年には創刊以来初めて合併号が出版され、その後も不定期で合併号が刊行されています。

特徴

『てれびくん』は、特にスーパー戦隊や仮面ライダーといった特撮ヒーロー、さらには人気アニメの情報や漫画を幅広く取り扱っています。創刊以来、この雑誌は様々な人気作品の特集を組み、それに伴ったオリジナル漫画も連載してきました。例えば、1980年からはスーパー戦隊シリーズが主力の特集番組として取り上げられ、現在も変わらず大きな影響を与えています。さらに、特集記事では人気タレントの特集も盛り込まれ、保護者向けのページもありました。

漫画の連載は、創刊当初から12本ありましたが、時が経つにつれて減少し、現在では主に4コマ漫画が中心となっています。特に注目すべきは、『仮面ライダーシリーズ』が1987年にラストに掲載されて以来、2022年まで全ての作品が掲載されている点です。このように、特撮文化やアニメ文化の発信源として深い歴史を持っています。

競合誌との比較

競合誌としては、講談社の『テレビマガジン』や徳間書店の『テレビランド』などがありますが、これらの雑誌が時代と共に変わっていく中で、『てれびくん』は独自の位置を維持してきました。特に、ライバル誌が隔月刊や季刊に移行する中で、月刊での刊行を保持している点は非常に目立っています。

付録とサービス

さらに、この雑誌の大きな魅力はその付録です。特に紙製の組み立て玩具や、限定のカードなどが付属することが多く、読者の心をつかむ工夫がなされています。また、過去には本誌独占で提供されるDVD付録も存在しました。特撮作品やアニメをテーマにした豊富な付録は、子供たちの遊びと学びを同時に提供しています。

結論

『てれびくん』は、年齢層の絞られた子供向け雑誌としてのニーズをしっかりと捉え、特撮やアニメという特定のジャンルを核にしながら、進化し続けています。これからも、多くの子供たちに夢と希望を与え、多様なコンテンツを提供し続けることでしょう。

もう一度検索