テレビくん、どうも!

テレビくん、どうも!

『テレビくん、どうも!』は、1985年から1988年にかけてフジテレビ系列で放送されたトークバラエティ番組です。本番組は、スタートから数年間、わくわくするトークと共に、視聴者に楽しさを提供しました。明石家さんまが本名の杉本高文名義で出演し、彼とゲスト数名がテレビ番組とその制度について対話を交えました。この革新的なフォーマットは、視聴者を引き付け、多くの人々に親しまれました。

番組の内容

番組の中心には、杉本とレギュラーメンバーの篠原勝之、長部日出雄が存在し、毎回異なるゲストを迎えてテレビに関してのトークが行われました。それぞれの回では「腹の立つテレビ」「深夜番組」「ニュース番組」など、特定のテーマに基づいてゲストと議論しました。そして、視聴者もつい共感するトピックが豊富でした。

さらに、1986年から新たに導入された「テレビくん度テスト」は、ゲストのテレビ愛を測るユニークなアンケート形式のコーナーです。このコーナーは、全20問から成り、YESかNOで答える形式となっています。特に印象的なのは、毎回のゲストがテレビにどれほど精通しているかがランク付けされることで、視聴者にも視覚的な楽しさを提供しました。

より詳しいコーナー内容

「テレビくん度テスト」では、ゲストが日常生活におけるテレビの扱いに関して答えます。例えば、「朝起きると必ずテレビをつける」「テレビを見て泣いたことがある」など、身近な質問が並びます。また、回答内容に応じて「やったねテレビくん」「ソコソコテレビくん」などとランク付けされることで、番組全体に明るい雰囲気を与えました。最後には、寺田理恵子がゲストのテレビくん度を発表し、杉本がこの結果をボードに表示します。

制作と制作陣

本番組は味の素の一社提供で、制作はフジテレビが行いました。構成には高平哲郎や腰山一生など、多くのスクリプトライターが関与し、技術面でも八峯テレビがバックアップしました。プロデューサーは大野三郎や横澤彪、荻野繁といった面々が手掛け、ディレクターの木村基子や吉田正樹がそれぞれのエピソードを監督しました。

放送地域

『テレビくん、どうも!』は、全国のフジテレビ系列で放送され、多くの地域で親しまれましたが、富山テレビでは異なる番組が放送されていたため、未放送でした。番組が放送されていた時間帯は、毎週日曜日の9:30から10:00です。

エピソード

特筆すべきは「テレビくん度テスト」で、全ての質問にYESと答えたのは高田文夫ただ一人であったことや、逆に樹木希林は一問もYESが無かったことで、スタジオのメンバーから疑問視されたというエピソードです。また、本番組の特別編が『FNSスーパースペシャル一億人のテレビ夢列島』の際に放送され、視聴者の心に深く刻まれました。

この番組は、テレビを通して視聴者に笑いと共感をもたらし、そのスタイルは多くのバラエティ番組に影響を与えることとなりました。

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