テレビ愛知 10チャンベースボール

『テレビ愛知 10チャンベースボール』は、テレビ愛知が中日ドラゴンズの試合を中継する際のタイトルです。ここでは、番組の概要、放送体制、過去の主な出来事、そして番組を彩ってきた解説者について詳しく解説します。

番組概要

テレビ愛知は中日新聞社の資本下にあるものの、中日ドラゴンズ主催試合のテレビ中継は、長らくCBCテレビ、東海テレビ、三重テレビ、NHK名古屋放送局に割り当てられていました。そのため、テレビ愛知はビジターゲームに限定して中継を行っていました。

過去には三重テレビやぎふチャンでもネットされていましたが、テレビ愛知がホームゲームの中継を本格的に開始した2001年頃から、これらの局での放送は減少しました。しかし、現在でも両局ともにドラゴンズ戦を放送しています。

かつては『TVAドラゴンズナイター』というタイトルで中継を行っていました。2007年までは「サムライスタジアム」という名称が使われ、2008年から2010年までは『侍スタジアム』として放送されました。

テレビ愛知がホームゲームの中継に参入したことで、テレビ大阪の『ナマ虎スタジアム』でも中日ドラゴンズ対阪神タイガース戦が放送されるようになりました。これは事実上の裏送りであり、テレビ愛知とテレビ大阪で同時中継されることもあります。

2011年からは、テレビ東京系列のBSデジタル局であるBSテレ東でも同時ネットされるようになりました（年度によっては放送がない場合もあります）。テレビ東京で放送される場合は、『ALWAYS Baseball』というタイトルが使用されます。

放送体制

テレビ愛知の放送日時は、年によって変動があります。以下に主な年の放送日時をまとめました。

2005年: 火曜・土曜のナイター、土曜・日曜のデーゲーム
2006年: 土曜のナイター、土曜・日曜のデーゲーム
2007年: 火曜・土曜のナイター、木曜のナイター
2008年: 火曜と土曜のナイター
2010年: 火曜と土曜のナイター、日曜のデーゲーム
2014年: 火曜の試合
2021年: 火曜と木曜のナイター、デーゲーム2試合
2022年: 火曜の試合、デーゲーム3試合

2007年以降は、中継後にミニ番組「GO!GO!ドラゴンズ」で試合情報を伝えることがあります。

主に、ビジターの東京ヤクルトスワローズ戦、福岡ソフトバンクホークス戦、広島東洋カープ戦、横浜DeNAベイスターズ戦が放送されます。また、主催試合の阪神戦をテレビ大阪に裏送りすることがあります。

主な出来事

2005年: オープン戦や交流戦をTVQ九州放送との共同制作で放送
2006年: ヤクルト戦が雨天中止、広島戦やロッテ戦、ソフトバンク戦を放送
2007年: ソフトバンク戦をTVQ九州放送と共同制作、日本ハム戦をテレビ北海道と共同制作
2008年: ハイビジョン制作を開始、テロップを一新
2009年: 巨人戦をテレビ愛知のローカル放送として実施
2010年: 中継数を大幅に増やし、日本シリーズ第1戦を県内ローカルで放送
2011年: 中継の進行アシスタントとして女性タレントが加わる
2012年: 火曜日のナイターを「火ドラナイト」と銘打って放送、改野由佳アナウンサーがプロ野球実況に初挑戦
2013年: 副音声で「ミュージックスタジアム」を定例化
2016年: スポーツ実況を担当していたアナウンサーがアナウンス職を離れ、解説者のみで進行
2018年: 岡田愛マリーアナウンサーを進行役に起用、開局35周年記念スペシャル中継を実施
2019年: フリーアナウンサーの石原敬士を実況担当に起用、東海ラジオとの同時中継でベンチリポーターを兼務
2021年: 石井俊大アナウンサーが実況デビュー
2023年: 開局40周年記念としてMay'nのミニLIVEと岩瀬仁紀・福留孝介による始球式を実施

解説者

現在の解説者

レギュラー解説者は不在で、以下の解説者がゲストとして出演しています。

山崎武司
岩瀬仁紀
森繁和
里崎智也
井端弘和
福留孝介

過去の解説者

井上弘昭
中利夫
鹿島忠
法元英明
稲葉光雄
種田仁
仁村薫
近藤真市
都裕次郎
川崎憲次郎
三沢淳
立浪和義
田尾安志
野村克也
落合英二
江本孟紀
* 森野将彦

実況・ベンチリポート・進行

過去には、土居壮、亀関開、福井豊治などのアナウンサーが実況を担当していました。また、改野由佳アナウンサーや高木大介アナウンサーも番組を盛り上げていました。

まとめ

『テレビ愛知 10チャンベースボール』は、長年にわたり中日ドラゴンズの試合を中継し、多くのファンに愛されてきました。今後も、熱い試合と充実した解説で、視聴者を楽しませてくれることでしょう。

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