テレマン室内オーケストラ
テレマン室内オーケストラは、1963年に指揮者・オーボエ奏者の延原武春によって創設された、日本テレマン協会傘下の演奏団体です。バロック音楽の巨匠、ゲオルク・フィリップ・テレマンの名を冠し、その音楽遺産を現代に伝えることを目指しています。
バロック音楽を中心に、古典派のベートーヴェンまでをレパートリーとしています。バロック楽器、クラシカル楽器、モダン楽器を使い分けることで、作曲された当時の響きを再現することにも力を入れています。これにより、作曲家の意図を深く理解し、音楽の魅力を最大限に引き出すことを追求しています。
定期演奏会は、大阪市中央公会堂や東京文化会館といった著名なホールで開催されています。また、大阪倶楽部でのマンスリーコンサートや、カトリック夙川教会での教会音楽シリーズなど、様々な場所で演奏活動を行っています。関西を中心に、依頼公演や文化事業、学校公演にも積極的に参加し、地域社会への音楽普及にも貢献しています。
その卓越した演奏は、数々の賞に輝いています。大阪文化祭賞、音楽クリティッククラブ賞、サントリー音楽賞、文化庁芸術祭優秀賞など、受賞歴は枚挙にいとまがありません。これらの受賞は、テレマン室内オーケストラの音楽に対する真摯な姿勢と、高い演奏技術を証明しています。
1963年、延原武春を中心とした「テレマンアンサンブル」が前身となり、1965年に定期演奏会がスタートしました。1968年からはマンスリーコンサートも開始。1977年には、文化庁芸術祭優秀賞を関西で初めて受賞しました。1980年代には、テレマンの生地であるドイツ・マクデブルクでの公演を実現させ、国際的な活動も展開しています。1985年には、サントリー音楽賞を関西で初めて受賞しています。
1991年には、バロック楽器専門の団体「コレギウム・ムジクム・テレマン」が発足し、バロック音楽の演奏研究がさらに深まりました。ヘンデルの作品を数多く本邦初演、世界初演し、その音楽史における功績は大きいと言えるでしょう。2000年代に入ってからは、地元の歴史を取り入れた講談とのコラボレーション「音楽絵巻」もスタート。2008年にはベートーヴェン交響曲全曲連続公演をクラシカル楽器を使用して行い、その演奏がCD化されました。
2009年には「テレマン室内オーケストラ」に名称を改め、2011年にはウッラ・ブンディースを首席客演コンサートマスターに迎え、さらなる発展を遂げました。創立50周年、55周年といった節目には記念事業を開催し、その歴史を積み重ねています。
近年では、ブランデンブルク協奏曲全曲連続公演や、ベートーヴェンの交響曲の試演会を再現するなど、ユニークな企画も行っています。2023年には創立60周年を迎え、記念演奏会も開催されました。これらの活動は、オーケストラが常に新しい音楽の可能性を追求し、聴衆に感動を与えようとする姿勢を反映しています。
テレマン室内オーケストラは、数多くのCDをリリースしています。テレマンの作品集をはじめ、ベートーヴェンの交響曲全集、バッハのブランデンブルク協奏曲全集など、幅広いレパートリーを網羅しています。これらのCDは、オーケストラの演奏技術の高さと、音楽への深い愛情を伝えています。
テレマン室内オーケストラは、その長い歴史の中で、常に音楽の可能性を追求し、聴衆に感動を与え続けてきました。今後も、その活動から目が離せません。
1966年 - 大阪文化祭賞
1970年 - 音楽クリティッククラブ賞・本賞
1972年 - 大阪文化祭賞
1975年 - 音楽クリティッククラブ賞・本賞、大阪府民劇場賞
1976年 - 音楽クリティッククラブ賞・本賞
1977年 - 文化庁芸術祭優秀賞（関西初）
1982年 - 大阪文化祭賞
1985年 - 第17回サントリー音楽賞（関西初）、大阪府民劇場賞
2007年 - 大阪文化祭グランプリ
2023年 - 大阪文化祭賞（洋舞・洋楽 部門）
1963年 - テレマンアンサンブル発足
1965年 - 定期演奏会スタート
1968年 - マンスリーコンサートスタート
1977年 - 文化庁芸術祭優秀賞受賞
1982年 - ドイツへ演奏旅行。ベートーヴェン交響曲第9番「合唱付」を演奏
1985年 - サントリー音楽賞受賞
1991年 - バロック楽器団体「コレギウム・ムジクム・テレマン」発足
2009年 - 「テレマン室内オーケストラ」に改称
2023年 - 大阪文化祭賞（洋舞・洋楽 部門）受賞
テレマン作品集1 組曲「昔と今の諸国の人々」(WWCC-7406)
延原武春 オーボエ協奏曲・バロック名曲集(WWCC-7432)
「100人の第九」延原武春指揮 テレマン室内合唱団(WWCC-7543)
テレマン作品集２「テレマン・プチ・アンサンブルによる７つのトリオ・ソナタ」WWCC-7567)
ベートーヴェン交響曲第1番・第2番 延原武春指揮・テレマン室内オーケストラ(WWCC-7610)
ベートーヴェン交響曲第3番・第4番 延原武春指揮・テレマン室内オーケストラ(WWCC-7622)
ベートーヴェン交響曲第5番・第6番 延原武春指揮・テレマン室内オーケストラ(WWCC-7629)
ベートーヴェン交響曲第7番・第8番 延原武春指揮・テレマン室内オーケストラ(WWCC-7639)
ベートーヴェン交響曲第9番「合唱付」延原武春指揮・テレマン室内合唱団(WWCC-7658)
ベートーヴェン「合唱幻想曲」＆「ミサ曲 ハ長調」延原武春指揮・テレマン室内合唱団(WWCC-7667)
ヴァイオリン協奏曲「ムガール大帝」「四季」(WWCC-7706)
浅井咲乃(ヴァイオリン)の「よろこび」と「かなしみ」(WWCC-7758)
J.S.バッハ ブランデンブルク協奏曲全曲 延原武春指揮・テレマン室内オーケストラ(WWCC-7901～2)
エラール社とイルムラー社製オリジナル楽器による ショパン&シューマン ピアノ協奏曲（WWCC-7906）
テレマン作品集３「様々な楽器のための協奏曲」(WWCC-7957)
延原武春指揮 J.S.バッハ 管弦楽組曲集（WWCC-7986）
日本テレマン協会
幅広いレパートリーと多様な楽器編成
バロック音楽を中心に、古典派のベートーヴェンまでをレパートリーとしています。バロック楽器、クラシカル楽器、モダン楽器を使い分けることで、作曲された当時の響きを再現することにも力を入れています。これにより、作曲家の意図を深く理解し、音楽の魅力を最大限に引き出すことを追求しています。
定期演奏会と多彩な活動
定期演奏会は、大阪市中央公会堂や東京文化会館といった著名なホールで開催されています。また、大阪倶楽部でのマンスリーコンサートや、カトリック夙川教会での教会音楽シリーズなど、様々な場所で演奏活動を行っています。関西を中心に、依頼公演や文化事業、学校公演にも積極的に参加し、地域社会への音楽普及にも貢献しています。
数々の受賞歴
その卓越した演奏は、数々の賞に輝いています。大阪文化祭賞、音楽クリティッククラブ賞、サントリー音楽賞、文化庁芸術祭優秀賞など、受賞歴は枚挙にいとまがありません。これらの受賞は、テレマン室内オーケストラの音楽に対する真摯な姿勢と、高い演奏技術を証明しています。
歴史と発展
1963年、延原武春を中心とした「テレマンアンサンブル」が前身となり、1965年に定期演奏会がスタートしました。1968年からはマンスリーコンサートも開始。1977年には、文化庁芸術祭優秀賞を関西で初めて受賞しました。1980年代には、テレマンの生地であるドイツ・マクデブルクでの公演を実現させ、国際的な活動も展開しています。1985年には、サントリー音楽賞を関西で初めて受賞しています。
1991年には、バロック楽器専門の団体「コレギウム・ムジクム・テレマン」が発足し、バロック音楽の演奏研究がさらに深まりました。ヘンデルの作品を数多く本邦初演、世界初演し、その音楽史における功績は大きいと言えるでしょう。2000年代に入ってからは、地元の歴史を取り入れた講談とのコラボレーション「音楽絵巻」もスタート。2008年にはベートーヴェン交響曲全曲連続公演をクラシカル楽器を使用して行い、その演奏がCD化されました。
2009年には「テレマン室内オーケストラ」に名称を改め、2011年にはウッラ・ブンディースを首席客演コンサートマスターに迎え、さらなる発展を遂げました。創立50周年、55周年といった節目には記念事業を開催し、その歴史を積み重ねています。
近年の活動
近年では、ブランデンブルク協奏曲全曲連続公演や、ベートーヴェンの交響曲の試演会を再現するなど、ユニークな企画も行っています。2023年には創立60周年を迎え、記念演奏会も開催されました。これらの活動は、オーケストラが常に新しい音楽の可能性を追求し、聴衆に感動を与えようとする姿勢を反映しています。
CDリリース
テレマン室内オーケストラは、数多くのCDをリリースしています。テレマンの作品集をはじめ、ベートーヴェンの交響曲全集、バッハのブランデンブルク協奏曲全集など、幅広いレパートリーを網羅しています。これらのCDは、オーケストラの演奏技術の高さと、音楽への深い愛情を伝えています。
テレマン室内オーケストラは、その長い歴史の中で、常に音楽の可能性を追求し、聴衆に感動を与え続けてきました。今後も、その活動から目が離せません。
主な受賞歴
1966年 - 大阪文化祭賞
1970年 - 音楽クリティッククラブ賞・本賞
1972年 - 大阪文化祭賞
1975年 - 音楽クリティッククラブ賞・本賞、大阪府民劇場賞
1976年 - 音楽クリティッククラブ賞・本賞
1977年 - 文化庁芸術祭優秀賞（関西初）
1982年 - 大阪文化祭賞
1985年 - 第17回サントリー音楽賞（関西初）、大阪府民劇場賞
2007年 - 大阪文化祭グランプリ
2023年 - 大阪文化祭賞（洋舞・洋楽 部門）
年譜（抜粋）
1963年 - テレマンアンサンブル発足
1965年 - 定期演奏会スタート
1968年 - マンスリーコンサートスタート
1977年 - 文化庁芸術祭優秀賞受賞
1982年 - ドイツへ演奏旅行。ベートーヴェン交響曲第9番「合唱付」を演奏
1985年 - サントリー音楽賞受賞
1991年 - バロック楽器団体「コレギウム・ムジクム・テレマン」発足
2009年 - 「テレマン室内オーケストラ」に改称
2023年 - 大阪文化祭賞（洋舞・洋楽 部門）受賞
CD
テレマン作品集1 組曲「昔と今の諸国の人々」(WWCC-7406)
延原武春 オーボエ協奏曲・バロック名曲集(WWCC-7432)
「100人の第九」延原武春指揮 テレマン室内合唱団(WWCC-7543)
テレマン作品集２「テレマン・プチ・アンサンブルによる７つのトリオ・ソナタ」WWCC-7567)
ベートーヴェン交響曲第1番・第2番 延原武春指揮・テレマン室内オーケストラ(WWCC-7610)
ベートーヴェン交響曲第3番・第4番 延原武春指揮・テレマン室内オーケストラ(WWCC-7622)
ベートーヴェン交響曲第5番・第6番 延原武春指揮・テレマン室内オーケストラ(WWCC-7629)
ベートーヴェン交響曲第7番・第8番 延原武春指揮・テレマン室内オーケストラ(WWCC-7639)
ベートーヴェン交響曲第9番「合唱付」延原武春指揮・テレマン室内合唱団(WWCC-7658)
ベートーヴェン「合唱幻想曲」＆「ミサ曲 ハ長調」延原武春指揮・テレマン室内合唱団(WWCC-7667)
ヴァイオリン協奏曲「ムガール大帝」「四季」(WWCC-7706)
浅井咲乃(ヴァイオリン)の「よろこび」と「かなしみ」(WWCC-7758)
J.S.バッハ ブランデンブルク協奏曲全曲 延原武春指揮・テレマン室内オーケストラ(WWCC-7901～2)
エラール社とイルムラー社製オリジナル楽器による ショパン&シューマン ピアノ協奏曲（WWCC-7906）
テレマン作品集３「様々な楽器のための協奏曲」(WWCC-7957)
延原武春指揮 J.S.バッハ 管弦楽組曲集（WWCC-7986）
外部リンク
日本テレマン協会
もう一度検索
【記事の利用について】
タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。
【リンクついて】
リンクフリーです。