テンプル大学ジャパンキャンパス

テンプル大学ジャパンキャンパス：グローバルな学びの場

テンプル大学ジャパンキャンパス（TUJ）は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州に本部を置くテンプル大学の日本校です。1982年、アメリカ合衆国の大学として初めて日本にキャンパスを開設した歴史を持つ、国際色豊かな教育機関です。東京と京都にキャンパスを置き、学部課程から大学院課程、さらには英語研修プログラムなど、多様な学習機会を提供しています。

多様な教育プログラム

TUJでは、準学士号（A.A.）、学士号（B.A./B.S.）、そして大学院課程として教育学修士（M.S.Ed. in TESOL）、教育学博士（Ph.D. in Applied Linguistics）、経営学修士、法学修士（LL.M.）といった高度な専門知識を習得できるプログラムを用意しています。さらに、アメリカの学部生やロースクール生向けの短期留学プログラムも提供しており、世界中から学生が集まる活気あるキャンパスとなっています。学位取得を目的としないプログラムとしては、アカデミック・イングリッシュ・プログラム、生涯学習プログラム、企業研修プログラムなども充実しており、幅広いニーズに対応しています。

2022年時点での学生数は、学位取得を目指す学生が約2071名にのぼり、その約6割は世界65カ国から集まる留学生です。学部生が中心ですが、大学院生も230名在籍しています。

歴史と発展

TUJは、1884年創立のテンプル大学が、国際教育への取り組みを本格化させる中で誕生しました。当初は東京に集中英語プログラム（IELP）を開設し、その後、学士課程、大学院課程へと教育プログラムを拡大。1996年にはテンプル大学本校の完全管理下となり、質の高い教育体制を確立しました。2005年には、日本で初めて文部科学省から外国大学の日本校として指定を受け、TUJで取得した単位や学位の信頼性と国際的な通用性を高めました。

キャンパスと施設

TUJは、東京世田谷区の昭和女子大学キャンパス内に拠点を構え、2025年には京都市伏見区にも新たなキャンパスを開設予定です。東京キャンパスには、充実した設備が整えられています。複数のコンピュータールーム、5万冊以上の蔵書を誇る図書館、就職支援部門、カウンセリングオフィス、メディアルーム、そして学生のための学習支援サービスを提供するティーチング・アンド・ラーニングセンターなど、学生の学習と生活をサポートする体制が整っています。また、新入生向けには、大学寮やホームステイの紹介など、住居探しについてもサポート体制が整っています。

地域連携

TUJは、地域社会との連携にも積極的に取り組んでいます。山梨県、世田谷区、港区など、様々な地域団体と連携協定を締結し、地域住民を対象とした学習プログラムや文化交流イベントなどを開催。地域社会への貢献にも力を入れています。

学生生活

TUJには、世界各国からの留学生が多く在籍しており、多様な文化が交差する活気のある学生生活が送れます。学生サービス部は、ビザ取得、奨学金制度、住居探しなど、留学生の生活を多角的にサポートしています。また、学生会や様々なクラブ活動が盛んで、学生同士の交流も活発です。

現代アジア研究所 (ICAS)

2004年に設立された現代アジア研究所（ICAS）は、現代アジアやアメリカに関する研究発表や学術討論の場を提供しています。政治、経済、文化など幅広いテーマを取り上げ、年間約30件もの講演会やシンポジウムを開催しています。

まとめ

TUJは、質の高い教育、国際的な環境、そして地域社会との連携を大切にしている大学です。世界中から集まる学生たちが、グローバルな視点と専門性を身につけ、将来の活躍を目指して日々学んでいます。 TUJでの学びは、学生の人生に大きな可能性を開くでしょう。

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