デアンドレ・ハンター

デアンドレ・ハンター：アトランタ・ホークスのスモールフォワード

デアンドレ・ジェームズ・ハンター（De'Andre James Hunter, 1997年12月2日 - ）は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のプロバスケットボール選手。NBAのアトランタ・ホークスに所属し、ポジションはスモールフォワードを担っています。

生い立ちとハイスクール時代

ハンターはペンシルベニア州ウィンウッドにあるフレンズ・セントラル・スクールで才能を開花させました。ジュニアシーズンには平均21.6得点、11.0リバウンド、5.0アシストを記録。最終学年では平均23.5得点、9.8リバウンド、3.0アシスト、2.5ブロックとさらに数字を伸ばし、ペンシルベニア州クラスAAの最優秀選手に選出されました。ESPNからは全米73位、スモールフォワードとしては14位と評価され、ノースカロライナ州立大学やノートルダム大学からのオファーを受けましたが、2015年9月12日にバージニア大学への進学を決断しました。

バージニア大学での活躍

レッドシャツとフレッシュマンシーズン

1年生のシーズンはレッドシャツとして過ごし、フレッシュマンとして迎えた2017-18シーズンには、平均19.9分の出場で9.2得点、3.5リバウンド、1.1アシストを記録。アトランティック・コースト・カンファレンスのシックスマン賞とオールフレッシュマンチームに選ばれました。ルイビル大学戦ではブザービーターとなる3ポイントシュートを成功させ、チームを勝利に導きました。

2年次：NCAA制覇とNBAドラフトへ

2年次には先発に定着し、平均32.5分の出場で15.2得点、5.1リバウンド、2.0アシストをマーク。カンファレンスの最優秀守備選手、ファーストチーム、オールアメリカンのサードチームに選出されるなど、目覚ましい成長を見せました。NCAAトーナメントではテキサス工科大学との決勝で27得点、9リバウンドをあげ、チームを優勝に導きました。シーズン終了後、2019年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明しました。

NBAでのキャリア

アトランタ・ホークス時代

2019年のNBAドラフトで全体4位でロサンゼルス・レイカーズから指名された後、トレードでニューオーリンズ・ペリカンズ、そしてアトランタ・ホークスへと交渉権が移りました。1年目から先発に定着し、12.3得点、4.5リバウンドを記録。2020-21シーズンには自身初の30得点以上となる33得点を記録しましたが、怪我に苦しむ時期もありました。2021-22シーズンにはプレーオフでキャリアハイとなる35得点を記録。2022-23シーズンにはホークスと4年総額9,500万ドルの延長契約に合意しました。

クリーブランド・キャバリアーズへの移籍

2024年2月には、トレードでクリーブランド・キャバリアーズへ移籍。新たなチームでの活躍が期待されています。

プレースタイルと評価

ハンターは、高い身体能力とシュート力を兼ね備えたスモールフォワードです。ディフェンス能力にも優れており、攻守にわたってチームに貢献できる選手として評価されています。NBAアナリストからはジェイ・クラウダーと比較されることもあります。

人物

8歳の時に父親を亡くし、兄が父親代わりを務めました。

デアンドレ・ハンターは、大学時代から着実に成長を遂げ、NBAでも存在感を増している注目の選手です。今後の活躍から目が離せません。

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