ディエゴ・カペル

ディエゴ・アンヘル・カペル・トリニダード

ディエゴ・アンヘル・カペル・トリニダード（Diego Ángel Capel Trinidad）は、1988年2月16日生まれで、スペインのアルメリア県出身の元サッカー選手です。彼は主にミッドフィールダー（MF）およびフォワード（FW）としてプレーしました。

経歴

クラブ

カペルは10歳の頃にオルラ・デル・リオというサッカークラブに入団しました。その後、国際トーナメントでの成功を受けて11歳でFCバルセロナの下部組織に移りますが、1年後に地元に戻り、14歳でセビージャFCのトライアルに合格して同チームの下部組織に加入します。

2004年10月24日、アトレティコ・マドリード戦で16歳8ヶ月でトップチームデビューを果たし、これにより彼はクラブ史上2番目に若い選手としての記録を樹立しました。2005年から2007年までのシーズンは、セビージャ・アトレティコ（Bチーム）でプレーする時期が多くなり、トップチームへの出場は限られていましたが、2007年の夏にはプロ契約を結び、ポジションを確保していきます。

カペルが迎えた2007-08シーズンは、特に著しい活躍を見せました。2008年にはトッテナム・ホットスパーFCからの移籍の話も持ち上がり、カペル自身も成長のために移籍を希望していました。しかし、実際にはこの移籍は実現しませんでした。この頃には彼のプレースタイルが相手に徹底的に研究されるようになり、特にその速さを活かしたドリブルが注目されました。

次のシーズンでは、他の選手にポジションを奪われつつも、2009年には背番号16を受け継ぎ、その年のコパ・デル・レイ決勝で先制ゴールを挙げるなどの活躍を見せました。

2011年にカペルはプリメイラ・リーガのスポルティングCPに移籍し、2015年にはセリエAのジェノアCFCに加入。さらに、2016年にはRSCアンデルレヒトに2年契約で移籍しました。その後、2018年8月にはエストレマドゥーラUDに加入するなど、彼のキャリアは多様なクラブでのプレーに彩られました。

代表

カペルは国際舞台でも活躍しました。2006年にはU-19スペイン代表としてUEFA U-19欧州選手権で優勝し、2007年にはU-20ワールドカップに出場し、決勝トーナメント進出に貢献しました。2011年にはU-21代表として再び欧州選手権で優勝を果たしました。また、2008年にはデンマーク戦でスペインA代表としてデビューをしています。

タイトル

クラブ

セビージャFC

• - UEFAカップ: 2005-06, 2006-07
• - コパ・デル・レイ: 2006-07, 2009-10
• - UEFAスーパーカップ: 2006
• - スーペルコパ・デ・エスパーニャ: 2007

スポルティングCP

• - タッサ・デ・ポルトガル: 2014-15

アンデルレヒト

• - ベルギー・ファースト・ディビジョンA: 2016-17

代表

U-19スペイン代表

• - UEFA U-19欧州選手権: 2006

U-21スペイン代表

• - UEFA U-21欧州選手権: 2011

ディエゴ・カペルは、そのスピードと突破力で数々の名勝負を生み出し、様々なクラブで印象的なキャリアを展開した選手です。

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