ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー

ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー

『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』（略称：DDFF）は、2011年3月3日にスクウェア・エニックスから発売されたPlayStation Portable専用のアクションゲームです。本作の前身である『ディシディア ファイナルファンタジー』（DFF）の続編として位置づけられており、シリーズに登場するキャラクターたちの新たな物語を描きます。サブタイトルの「デュオデシム」はラテン語で「12」を意味し、前作からの進化を象徴するものとなっています。

ゲームの概要

DDFFは、歴代FFシリーズのキャラクターを操作し、3Dアクションバトルを展開するゲームです。新たに追加されたキャラクターやマップ、BGM、召喚獣が豊富に取り入れられ、個々の戦士たちのバックグラウンドやドラマが深く掘り下げられています。前作に続き、著名なキャラクターデザインを担当したのは野村哲也、ナレーションは菅原文太が担当しました。

本作の主なストーリーは、コスモスとカオスの神々による戦いの過去の物語を描いております。物語において新たに加わったキャラクターたちが、何故前作の戦いに参加しなかったのかが大きな鍵となります。ゲームプレイには、ストーリーモードやパーティーバトル、アシストシステムといった新要素が盛り込まれ、RPGファンにも訴求する設計となっています。

ストーリーとキャラクター

ストーリーは、神々の戦いが幾世代にわたり繰り返されているという設定から始まり、コスモスの力をもとに戦士たちが闘います。新キャラクターとして、コスモスの戦士たちがカオスの軍勢と戦う様子が描かれ、プレイヤーは戦闘の結果次第で物語を進めます。

ゲームシステム

ストーリーモードでは新たにワールドマップが登場し、プレイヤーは操作するキャラクターを自由に選択し、カオスの軍勢と交戦しながら物語を進めていきます。プレイヤーが操作するキャラクターは、マップ上に全身で表示され、各キャラクターのアシストも可能です。また、プレイヤーは「EXモード」や「アシストシステム」といった新しい戦闘システムを駆使することで、戦略的なバトルを楽しめます。

パーティーバトルは、2つのチームで構成された最大10人のキャラクターが戦う新しいバトル形式で、操作方法も多様です。このバトルの制圧によって、勝利を目指します。

モグwebとオリジナルクエスト

DDFFでは、モグwebシステムが導入されています。これにより、オリジナルクエストの作成や配信が可能になり、疑似的なすれちがい通信を利用して他のプレイヤーとの接触も図れるようになりました。

評価と販売

本作は、発売日の初動売上30万4789本を記録し、前作と同様に週間売上ランキングで1位を獲得しましたが、前作に比べて売上は減少しています。ゲームのシステムやキャラクターに対する評価は賛否が分かれましたが、総じてFFファンからの支持を得ました。

開発背景

DDFFの開発は、前作の成功を受けて実現しました。そのため、前作でのフィードバックを活かしながら新しい要素を取り入れることを目的に、ゲーム開発チームは徹底的な試行錯誤を重ねました。新たな戦闘システムやキャラクターの追加にあたり、開発チームは新しいアイデアを取り入れ、多様なプレイスタイルに対応した魅力的なゲームを作りあげることに注力しました。

以上が『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』の概要です。この作品は、FFシリーズのファンはもちろん、アクションゲームを好むプレイヤーにも楽しめる内容となっています。

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