ディスガイア インフィニット

ディスガイア インフィニット

『ディスガイア インフィニット』は、2009年11月1日に日本一ソフトウェアが制作したPlayStation Portable用のアドベンチャーゲームです。本作は「魔界戦記ディスガイア」シリーズのキャラクターを使用し、プレイヤーは主人公のプリニーを操作して物語を進めます。

概要

本作は、日本一ソフトウェアの先行作『インフィニットループ 〜古城が見せた夢〜』のゲームメカニクスをベースにしています。通常とは異なり、ダウンロード専売としてリリースされたこのゲームは、当初はPlayStation Portable Goの発売に合わせたものでした。しかし、出だしの静けさに鑑みて、後にUMD版も販売されることとなりました。プレイヤーにとってはアドベンチャーゲームという形式が馴染み薄い中でも、シリーズキャラクターとの深いつながりを楽しむことができたため、良好な反響を呼びました。

ゲームシステム

本作は基本的に『インフィニットループ』のシステムを踏襲しつつも、多くの独自の要素を取り入れています。

刻渡時計

本作の重要な要素の一つが「刻渡時計」です。この道具は時を操る能力を持ち、ストーリーの進行中に異なるループを作り出すことができます。特定の条件を満たせない場合には自動的に時間が巻き戻され、プレイヤーはその状況から再。プレイヤー自身の意思で時計を作動させることも可能です。

憑依システム

ゲーム内でプリニーは、他のキャラクターに憑依する必要があります。憑依している状態では、プリニーはその人物の行動に影響を与えつつ、暗殺者を追い詰める必要があります。また、憑依している時に相手と会話していると、その相手に乗り移ることが可能で、様々な状況を利用して物語を進めます。

思考介入

思考介入の仕組みを使うことで、憑依したキャラクターに自分の意図を押し付けて行動を変更できる特性を持っています。このシステムは、プレイヤーが予測をしながら行動させることで、ラハール暗殺未遂事件を防ぐ手助けとなります。しかし、これは一時的なものであり、変化した行動は時間が経つと元に戻ってしまいます。

エンディング

本作はマルチエンディング形式を取っており、プレイヤーの選択によって物語の結末が異なります。中には他の「ディスガイア」シリーズの作品につながる結末も存在しており、それによってプレイヤーには再プレイの魅力が与えられます。

あらすじ

物語の冒頭では、ラハールが何者かによって暗殺されかける事件が発生します。そこで幽体となったプリニーは、他の誰かに憑依しつつ犯人を追う旅に出ます。

登場人物

• - プリニー: 主人公で、幽霊となった後、刻渡時計で時間を操る役割を担います。プレイヤーとして、彼を操ることでストーリーを展開させます。
• - 刻渡時計: 時間を操る能力を持つキーアイテムです。
• - ラハール: 誘拐されかけた魔王です。

本作は、「ディスガイア」ファンにとって新たな経験を提供し、シリーズの世界観をより深く味わえる作品となっています。

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