ディズィー

ディズィー (GUILTY GEAR)

ディズィーは、アークシステムワークスの2D対戦格闘ゲーム「GUILTY GEARシリーズ」に登場する、重要なキャラクターの一人です。声優は藤田佳寿恵が担当しています。

概要

ディズィーは、ギアであるジャスティスと人間の間に生まれた「ハーフギア」です。母親であるジャスティスは人間を蔑視していましたが、ディズィーは素直で心優しい性格の持ち主です。石渡太輔氏曰く「至極まっとうな人間性」を持っていますが、その出自ゆえに周囲から忌み嫌われてしまう悲しい存在です。

背中に生えている二つの翼はそれぞれ「ネクロ」「ウンディーネ」と呼ばれ、独立した人格を持っています。これらは防衛機能として働き、ディズィーを守ろうとします。

ソル＝バッドガイとは、ディズィーと同名の技を持っていたり、ストーリーモードなどで関連性の高い描写が多く見られたりしていましたが、後にソルとジャスティス（アリア）の娘であることが判明しました。発覚以前からソルを父親と認識しており、『GUILTY GEAR -STRIVE-』では「お父さん」と呼ぶようになります。

ジャスティスが封印される前に子を宿していたにもかかわらず、ディズィーの誕生と養父母に拾われた時期に相違があるのは、ジャスティスが卵生で出産した後、孵化させずにどこかに隠していたためだとされています。

ストーリー

赤ん坊の頃、とある村で拾われ老夫婦に育てられますが、異常な速度で成長し数年で成人した肉体になります。更に翼や尻尾が生えてきたことから、村人からギアとして処理されそうになりますが、養父母によって助けられ、「悪魔の棲む地」と呼ばれる森で一人暮らしを始めます。

多額の懸賞金をかけられ、多くの賞金稼ぎに狙われますが、人を傷つけることを好まないディズィーはやむを得ず力を行使し、彼らを追い返します。しかし、心休まることのない逃亡生活に疲れ果てていたところ、テスタメントに出会い、彼に守られます。その後、ジョニーに助けられ、ジェリーフィッシュ快賊団の一員となりました。

イノからは一方的に因縁をつけられ、命を狙われています。『GGXX』のドラマCDでは、イノが介入する前の聖戦でカイが戦死し、追い詰められていく人類側との最終決戦で、ソルとディズィーが対峙するという展開が描かれています。

『GG2』以降は「木陰の君」と呼ばれ、カイと相思相愛の関係になり結ばれ、息子のシンをもうけています。シンからは「母さん」と呼ばれ慕われています。ヴァレンタインシリーズのラムレザルやエルフェルトも家族だと思っており、シン同様に受け入れています。

ゲームでの性能

初登場の『GGX』では最終ボスでしたが、解禁コマンドで使用可能になり、『GGXX』以降は通常のプレイヤーキャラクターとして使用できます。

ディズィーは、2回できる空中ダッシュや多様な飛び道具を持ち、遠距離戦を得意とします。その姿から「砲台」と例えられることもあります。

長所は、飛び道具を利用した固め、起き攻め、連続技が強力なことです。弱点は、喰らい判定が大きい、防御力が低い、気絶しやすいなど、防御性能が低いことです。

技

ディズィーは様々な特徴的な必殺技を持っています。

はじめはただの明かりだったんです: 回転するたいまつを発射します。
魚を捕る時に使ってたんです: 地面から氷柱を発生させます。
木の実をとる時に使ってたんです: ウンディーネが氷の刃を発射します。
よく話し相手になってくれます: 二枚貝を象った氷を発射し、様々な行動を取らせます。
独りにしてください: 大きい泡を生成し、攻撃判定を持たせます。
インペリアルレイ: 目の前から火柱を連続して発生させます。
ネクロ怒った場合: 相手を棺桶に閉じ込め、ネクロが光の矢を放ちます。
ガンマレイ: ネクロがレーザーを放ち、画面を覆いつくすほどのレーザーを発射します。
* 感情的なガンマレイ: ネクロの法力をディズィーが止め、掠めた法力が遠くで大爆発を起こし、相手の戦意を喪失させます。

その他

ディズィーの名前の由来は「December（12月）」から来ています。ジェリーフィッシュ快賊団の団員は、メイを含め暦から命名されています。

背中に生えているネクロとウンディーネは、それぞれ攻撃的、温厚な人格を持ち、ディズィーを守ることを最優先に行動します。

クイーンズゲイトシリーズにも参戦しており、ビジュアルブックやフィギュアが販売されています。

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