ディズニーシー・トランジットスチーマーライン

ディズニーシー・トランジットスチーマーラインの魅力

東京ディズニーシー内にある「ディズニーシー・トランジットスチーマーライン」は、蒸気船を利用してパーク内の主要エリアを結ぶアトラクションです。メディテレーニアンハーバー、アメリカンウォーターフロント、ロストリバーデルタの三つのエリアに設けられた乗り場から出発し、それぞれ異なる目的地へと航行します。このアトラクションは、東京ディズニーシーの開園と同時にスタートし、「トランジットスチーマーライン航路」として国土交通省から認可を受けた不定期航路事業に分類されております。

航路と所要時間

トランジットスチーマーラインは、メディテレーニアンハーバーからロストリバーデルタへ向かうコースや、アメリカンウォーターフロントを巡る路線など、複数の航路を運行しています。例えば、メディテレーニアンハーバーからロストリバーデルタまでの航行時間は約7分、逆方向は約6分と短時間で移動できます。また、開園時間から終日運行される東京ディズニーシー一周コースの場合、約15分の航行時間がかかります。特にアメリカンウォーターフロントとロストリバーデルタを結ぶ航路は、ファンタズミックなどの水上ショーに合わせた臨時ダイヤも組まれており、変則的な運行も行われます。

船体と装飾

トランジットスチーマーラインの特徴的な点は、その船体にあります。全13隻のボートはそれぞれ異なる色合いで塗装されており、歴史上の探検家や航海者の名を持っています。中でも「モリー・ブラウン」は特異な存在で、映画『タイタニック』に登場する実在の人物を冠した船として魅力を増しています。他の船と異なり、特別なデザインや装飾が施されることもあり、特にイベントの際には船体が装飾されることもあります。

船内アナウンスと体験

トランジットスチーマーラインでは、船内アナウンスも興味深い要素です。アナウンスは「マリーントランジットサービス」として無線放送が設定されており、昼夜で異なる内容が聞かれます。運行ルートやショーに応じて、アナウンスの内容も変化しますので、乗船するたびに新しい発見があります。

パークの一部としての役割

このアトラクションは、パーク内の移動手段としてだけでなく、エンターテイメント性も兼ね備えています。移動中に景色を楽しみながら、ディズニーの世界観に浸ることができ、アトラクション間の移動にかかる時間を惜しむことなく、気軽に楽しめるのが大きな魅力です。また、様々な船が運用されるため、多少の待ち時間の間も目を楽しませてくれます。

結論

「ディズニーシー・トランジットスチーマーライン」は、東京ディズニーシーに訪れるならば是非体験したいアトラクションです。水上を走る蒸気船の旅は、パークの雰囲気を一層盛り上げ、訪れる人々にディズニーの魔法を感じさせてくれます。アトラクションの航行ルートや乗船する際の楽しみ方、船体に施されている装飾まで、多くの魅力に触れることで、忘れられない体験を提供してくれることでしょう。

もう一度検索