ディズニー・インタラクティブ・スタジオ

ディズニー・インタラクティブ・スタジオ

ディズニー・インタラクティブ・スタジオ（Disney Interactive Studios, Inc.）は、ウォルト・ディズニー・カンパニーの傘下で各種ソフトウェアやビデオゲームの制作と販売を行っている企業です。日本国内では、ウォルト・ディズニー・ジャパンの一部門としても知られています。

会社の歴史と進化

このスタジオは1988年にWalt Disney Computer Softwareとして設立されました。当初はPC向けの教育教材やゲームを自ら販売していたことが大きなスタートとなりました。その後、家庭用ゲーム機向けのディズニーキャラクターのゲーム化権ライセンス事業を手掛けてきましたが、2002年に自社開発したタイトルの発売を始めました。その後も社名が複数回変更され、1995年にディズニー・インタラクティブ（Disney Interactive, Inc.）として展開を進め、2003にはブエナ ビスタ ゲーム（Buena Vista Games, Inc.）に改称。2007年には現名であるディズニー・インタラクティブ・スタジオに至ります。

日本市場においては、2009年12月から家庭用ゲームソフトの販売をスクウェア・エニックスが一手に行うようになっており、2011年9月をもって自社でのパブリッシング事業を終了し、以降は海外タイトルのローカライズを主な業務とするライセンシングモデルに移行しました。2016年には『ディズニー インフィニティ』の事業が停止され、その結果、自社パブリッシングからも撤退し、ライセンシングモデルに完全移行しました。この数年の間にいくつかの開発スタジオの買収・新設も行われてきましたが、現在では多くのスタジオが解散となっています。そのため、ディズニー・エレクトロニック・コンテンツがその後継的な役割を果たすこととなりました。

代表的なゲームソフト

ディズニー・インタラクティブ・スタジオが手掛けたゲームソフトは多岐にわたります。代表的なものには、以下のような作品があります。

• - カーズ2（ニンテンドーDS、開発：Firebrand Games）
• - キングダム ハーツ シリーズ（発売元：スクウェア・エニックス）
• - トイ・ストーリー3（ニンテンドーDS、開発：n-Space）
• - ディズニー インフィニティ（日本版の発売元はバンダイナムコエンターテインメント）
• - ディズニー エピックミッキー（日本版の発売元は任天堂）
• - ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない（開発：Amaze Entertainment）

これらの作品は、ディズニーファンにとっても非常に魅力的で、ゲーム業界においても独自の地位を確立しています。特に「キングダム ハーツ」は、ディズニーキャラクターとスクウェア・エニックスのファイナルファンタジーシリーズが融合したことで、多くの支持を受けています。このように、ディズニー・インタラクティブ・スタジオは多様なゲーム体験を提供し続けています。

まとめ

ディズニー・インタラクティブ・スタジオは、ウォルト・ディズニー・カンパニーの一部として、数々の名作ゲームを開発・販売してきた歴史ある企業です。ライセンシングモデルに戻った現在も、より良いゲーム体験の提供に注力していることが伺えます。今後もディズニーファンの期待を超える新しいタイトルが登場することに期待が膨らみます。

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