ディミトリオス・ディアマンタコス

ギリシャ出身のプロサッカー選手、ディミトリオス・ディアマンタコス（Dimitrios Diamantakos）は、1993年 3月5日にピレウスで生を受けました。主にフォワードとしてプレーし、これまで欧州各国のクラブを渡り歩き、現在はインドのケーララ・ブラスターズFCにその身を置いています。

キャリアの始まり

サッカー選手としてのキャリアは、地元ピレウスの強豪オリンピアコスFCのユース組織で始まりました。2009年に入団し、将来を嘱望されながら育成期間を過ごしました。2012年にはトップチームへと昇格を果たしますが、すぐさま経験を積むためパニオニオスFCへと期限付きで移籍します。翌2013年1月にはアリス・テッサロニキFC、同年6月にはエルゴテリスFCと、立て続けに異なるクラブへのレンタルを経験し、研鑽を積みました。

オリンピアコスでのデビューとドイツへの挑戦

複数のレンタル移籍を経て、2014-15シーズンにオリンピアコスへ復帰。このシーズン、彼はついにトップチームでの公式戦デビューを飾ります。2014年8月23日に行われたニキ・ヴォロスFC戦で念願のトップチーム初出場を果たすと同時に、プロ初得点も記録しました。しかし、絶対的なレギュラーの座を掴むには至らず、このシーズンはリーグ戦17試合の出場に留まりました。クラブは同シーズンにギリシャ・スーパーリーグとキペロ・エラーダスの二冠を達成しましたが、ディアマンタコスにとってさらなる出場機会を求める時期が訪れます。

2015年8月、新たな挑戦の舞台をドイツへと求め、2.ブンデスリーガ（ドイツ2部）のカールスルーエSCに期限付きで加入します。ここでのパフォーマンスが認められ、翌2016年2月にはクラブが買い取りオプションを行使。推定100万ユーロの移籍金でカールスルーエへの完全移籍が決定しました。ドイツでキャリアを継続することになったディアマンタコスでしたが、2016-17シーズンにチームは苦戦を強いられ、リーグ最下位となり3部リーグへの降格が決定。これに伴い、彼は新たな移籍先を探すこととなります。

ドイツ国内の移籍とクロアチア、インドへ

カールスルーエの降格を受け、2017年6月10日、同じく2.ブンデスリーガに所属するVfLボーフムへの移籍が発表されました。ボーフムとは2020年までの3年契約を締結。ドイツでのキャリアを続けましたが、ここでも定位置争いは激しく、2018年1月25日には、再びドイツ2部のFCザンクトパウリへと活躍の場を移します。ザンクトパウリとは2年半の契約を結びました。

ドイツでの挑戦を終えた後、2020年7月6日にはクロアチアの強豪HNKハイドゥク・スプリトへと移籍し、キャリア初のクロアチアリーグでプレーします。

そして2022年8月25日、彼は新たな大陸、アジアへと渡り、インド・スーパーリーグ（ISL）に参戦するケーララ・ブラスターズFCへの移籍を決め、現在に至ります。欧州の複数リーグで経験を積んだストライカーとして、インドの地でその得点能力を発揮しています。

代表でのキャリア

年代別代表では、U-19ギリシャ代表としてプレーし、2012年のUEFA U-19欧州選手権に出場しました。A代表としては、2014年9月に行われたルーマニア代表との試合で、初めてフル代表のキャップを獲得しています。

獲得タイトル

オリンピアコス
ギリシャ・スーパーリーグ: 2014-15
キペロ・エラーダス (ギリシャ・カップ): 2014-15

ディミトリオス・ディアマンタコスは、母国ギリシャを皮切りに、ドイツ、クロアチア、インドと様々な国のリーグでキャリアを築いてきた経験豊かなフォワードです。特にドイツでは複数のクラブでプレーし、その得点感覚とフィジカルを生かしたプレーで知られています。現在はインドの地で、チームの勝利のために力を尽くしています。

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