デイビー造船所

デイビー造船所について

デイビー造船所（Davie Shipbuilding）は、カナダのケベック州、レヴィ市（旧ローゾン）に位置している有名な造船所です。カナダ国内での艦艇建造の中心的な存在として長い歴史を持っています。1986年にカナダ政府の要請を受け、造船所はマーリン・インダストリー社に吸収され、MILデイビー造船所という形で新たなスタートを切りました。

歴史と重要性

デイビー造船所は、その創立以来多くの重要な艦艇を建造してきました。特にカナダ海軍向けの艦艇の建造において、デイビー造船所は欠かせない存在です。国家の防衛力を支える役割を果たすことから、その技術力と生産能力は非常に重要視されています。

建造艦

デイビー造船所で建造された艦艇にはいくつかの代表的なクラスがあります。ここでは、その中でも特に注目すべき艦艇をいくつか挙げます。

イロクォイ級ミサイル駆逐艦

• - イロクォイ（1969年起工、1970年進水）
• - アサバスカン（1969年起工、1970年進水）
• - ヒューロン（1969年起工、1971年進水）
• - アルゴンキン（1969年起工、1971年進水）

イロクォイ級は、カナダ海軍の主力艦として長年活躍してきました。ミサイル駆逐艦として、高い機動性と火力を誇るこの艦は、任務遂行能力が評価されています。

ハリファックス級フリゲート

• - ヴィル・ド・ケベック（1988年起工、1991年進水）
• - レジャイナ（1989年起工、1992年進水）
• - カルガリー（1991年起工、1992年進水）

ハリファックス級フリゲートは、カナダ海軍の現代的な多用途戦闘艦で、対潜水艦戦やミサイル防衛、艦隊護衛など様々な任務に対応可能です。

フェリーの建造

デイビー造船所は、軍艦だけでなく商業用のフェリーでも知られています。以下のようなフェリーは、乗客や貨物の輸送を担う重要な役割を果たしています。

• - カリブー号
• - ジョセフ・アンド・クララ・スモールウッド号

これらのフェリーは、カナダ国内の輸送インフラの一部を構成し、地域経済の発展に寄与しています。

まとめ

デイビー造船所は、長い歴史を持つ造船所であり、カナダ国内外で高い評価を受けています。海軍艦艇や商業用フェリーの建造を通じて、経済的にも重要な役割を果たすこの造船所は、今後もその存在感を発揮していくことでしょう。

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