デショーン・スティーブンソン

デショーン・スティーブンソン（DeShawn Stevenson、1981年4月3日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州フレズノ出身の元プロバスケットボール選手。ポジションはシューティングガード。196cm、95kg。高卒選手としてNBA入りを果たしました。

学生時代

ワシントン・ユニオン高校時代には、最終学年で30.4得点、9.7リバウンド、6.2アシストを記録。パレード誌選出のオールアメリカファーストチームに選ばれる活躍を見せました。2000年のマクドナルド高校オールスターゲームでは先発出場し25得点を挙げ、スラムダンクコンテストでも優勝しています。

NBA時代

大学には進学せず、2001年のNBAドラフトにアーリーエントリー。しかし、ドラフト直前に未成年者への暴行疑惑で訴えられ、さらにドラフト当日には高校のチームメイトらとの暴行に関与するなど、素行の悪さが目立ちました。NBA入り前からキャリアの危機に陥りますが、ユタ・ジャズから1巡目23位指名を受けてNBA入りを果たしました。

1年目の2001-02シーズンは、高卒ルーキーということもあり出場機会は限られ、40試合の出場で平均2.2得点に終わります。しかし、ジェフ・ホーナセックの引退後、空席となっていたSGのポジションを争い、03-04シーズンには先発の座を奪取。キャリア平均を大幅に上回る11.4得点を記録しますが、シーズン中にオーランド・マジックへトレードされます。

04-05シーズンは怪我の影響もあり、55試合の出場で平均7.8得点に留まります。出場時間に不満を持ち、チームにトレードを要求。翌シーズンには出場時間を回復し、11.0得点と成績を上げました。シーズン終了後、プレイヤーオプションを行使してFAとなりますが、どのチームからもオファーが来ず、最終的にワシントン・ウィザーズと1年90万ドルで契約を結びました。

ウィザーズでの1年目となった06-07シーズンも11.2得点を記録。オフには4年1500万ドルの契約を結ぶことに成功しました。07-08シーズンのプレーオフでは、レブロン・ジェームズに対する挑発行為が話題となります。レブロンを「過大評価」と発言し、レブロンから「まるでジェイ・Zがソウルジャ・ボーイのような若造のほざきに付き合っているようだ」とコメントされます。その後も舌戦やソウルジャ・ボーイを試合に招待するなど、何かと話題を振りまきました。

2010年2月13日、トレードでダラス・マーベリックスへ移籍。2011年のNBAファイナルでは、因縁の相手であるレブロン・ジェームズとのマッチアップで奮闘し、マーベリックス初のNBA優勝に貢献しました。

2011年12月23日、ニュージャージー・ネッツと2年間500万ドルで契約。2012年夏にはジョー・ジョンソンとの大型トレードでアトランタ・ホークスに移籍。2013年夏には自身のTwitterでマイアミ・ヒートでのプレーを熱望する書き込みを行いましたが、契約するチームはなく、2016年12月19日に引退を表明。現在はフロリダ州オーランドで理髪店を経営しているとのことです。

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