デジモンワールド -next 0rder-
『デジモンワールド -next 0rder-』は、バンダイナムコエンターテインメントから発売された、人気シリーズ「デジモンワールド」の流れを汲む育成RPGです。PlayStation Vita版が2016年3月17日に登場し、その後、PlayStation 4|PlayStation_4向けに新規要素を追加した『-INTERNATI0NAL EDITI0N-』が2017年2月16日に、Nintendo Switch版が2023年2月22日にリリースされました。
本作は、2013年の『デジモンワールド Re:Digitize Decode』以来、約3年ぶりに登場した「デジモンワールド」シリーズの新作として注目を集めました。キャラクターデザインはタイキ氏、主題歌は藍井エイル氏が担当しています。タイトルの「next 0rder」に含まれる「0」はアルファベットの「O（オー）」ではなく数字の「零（ゼロ）」を意味しています。PlayStation 4|PlayStation_4版では、約30種類以上の新しいイベントが追加され、デジモンゲームシリーズとしては初めてのCEROレーティングBとなりました。
本作の大きな特徴は、一度に2体のパートナーデジモンを育成できる点にあります。ゲーム内の時間が流れる中で、トレーニングや食事、排泄といった基本的な世話に加え、街の施設を利用しながらデジモンを育てていきます。
デジモンの進化は、それぞれの世代で定められた年齢に達し、固有のパラメータ条件を満たすことで発生します。コミュニケーションを取ることで進化条件が少しずつ明らかになっていきますが、その中でも「必須項目」と呼ばれる条件を満たせば、他の条件数が足りていても進化可能です。進化するとパラメータが全体的に上昇し、寿命が延びますが、属性によっては使えなくなる技もあります。超究極体への進化は、基本的に後述するジョグレス進化でのみ到達可能です。また、成長期以上のデジモンには、特定の石を使うことで条件を無視して一つ上の世代へ進化させる特別な方法も存在します。
ジョグレス進化は「進化道場」で行う特別な進化で、主に超究極体を目指す手段ですが、一部の完全体や究極体にも進化できます。この進化は一度行うとデジモンの寿命が尽きるまで解除されません。特定のデジモン2体の組み合わせが必要で、実行後には一方の世代が一段階下がります。ジョグレス進化の方向性には特徴があり、暗黒系はアーマゲドン、ロイヤルナイツはデュークモンCM、七大魔王はベルフェモンRMといった特定のデジモンになることが多いです。街の増築を進めると、「エクストラジョグレス」が可能になり、パートナーの一方を街の住人デジモンで補うことができるようになります。
パートナーデジモンにはそれぞれ寿命が設定されており、時間経過で減少し、進化やテイマースキル、イベントなどで増加します。寿命が尽きたデジモンはデジタマとなって転生し、育成状況の何割かを新たなデジモンに引き継ぐことができます。転生を繰り返すことで、初期パラメータに補正がかかったデジタマを入手し、より強力なデジモンへと育て上げることが可能です。寿命を延ばして一体をじっくり育てるか、転生を重ねて能力を引き継いでいくか、育成の戦略が問われます。
主人公は、冒険や戦闘で経験値を得てレベルアップし、テイマーポイント（TP）を獲得します。TPを消費することで、育成や冒険を補助する様々なテイマースキルを習得できます。スキルは「ベーシック」「トレーナー」「サバイバー」「コマンダー」の4系統があり、一度習得しても大金を支払えば振り直しが可能です。
戦闘はリアルタイムで進行し、パートナーデジモンが事前にセットしたスキルを使って自動で行動します。プレイヤーは戦況を見ながら、アイテムの使用、デジモンへの応援、オーダー（命令）発行を行い、有利に導きます。
デジモンはMPを消費して攻撃スキルを発動します。MPは時間経過やアイテムで回復します。スキルの射程や範囲が設定されているため、敵との位置関係に注意が必要です。プレイヤーはOP（オーダーポイント）を消費してデジモンに特定の行動を指示できます。OPはデジモンのアクションに素早く応援を入れることで増加します。OPを消費して2体同時に必殺技を放つことも可能です。
「ExtraCrossEvolution（ExE）」は、特定のパートナー組み合わせでのみ可能な、戦闘中に限定されるジョグレス進化です。OPを消費しますが、発動後にOPが回復するため、合体したデジモンで強力なスキルをすぐに発動できます。
アイテムはフィールド外からデジモンへ投げ入れて使用するため、効果発動まで若干のタイムラグがあります。複数のアイテムを同時に使用したり、効果範囲内のデジモンにまとめて効果を及ぼしたりすることも可能です。
ゲームの序盤で発生したムゲンドラモンの襲撃により散り散りになった街の住人デジモンを見つけ出し、街「フローティア」を復興することも重要な目的です。フィールドにいる「！」マークのデジモンに話しかけ、条件を満たすことでフローティアに来てもらい、デジモンに応じた施設や機能が解放されます。
フローティアは中央区、商業区、研究区、農業区、娯楽区、異次元区に分かれており、それぞれに特色ある施設が集まっています。中央区にはジジモンの家や建築屋など、日常的に利用する施設が集まり、商業区ではアイテムや強化アイテムの売買、研究区では進化に関する施設、農業区では食事に必要なアイテムの確保、娯楽区ではミニゲームやコロシアムが楽しめます。異次元区はクリア後に解放されるエリアです。
中央区の建築屋では、採取ポイントなどで入手できる資材（金属、鉱石、液体、木材）を渡すことで施設を増築できます。増築によって施設の機能が強化されたり、品揃えが増えたりすることがあります。特定の施設が一定段階まで増築されていないと、仲間にできないデジモンも存在します。
ゲームクリア後に異次元区から挑戦できる特殊なダンジョンです。ストーリーイベントを進め、エリアボスのデジモンを仲間にすることで新たなダンジョンが解放されます。ダンジョン内ではゲーム内時間は経過しませんが、時間制限が設けられており、時間内にボスを倒す必要があります。ここでの戦闘では、貴重な進化アイテムや強化アイテムを入手でき、仲間になった特定のデジモンから恩恵を受けることも可能です。
主人公は、高校3年生の「タクト（男の子）」または「シキ（女の子）」です。幼い頃にデジモンゲームの大会で優秀な成績を収めた経験があり、久しぶりにデジヴァイスを起動したことでデジタルワールドへ飛ばされてしまいます。パートナーを2体同時に持てるという特異な能力を持っています。
主人公と共にデジタルワールドに迷い込む高校の同級生として、心優しい「広瀬コウタ」と、しっかり者だが時々思い詰めてしまう「大淵ヒマリ」が登場します。コウタのパートナーはデュークモンに進化するユキムラ、ヒマリのパートナーはホーリードラモンに進化するリッカです。彼らはデジタルワールドでの困難な状況に直面し、それぞれのパートナーとの関係を深めていきます。
その他にも、記憶を失った謎の少女「ルーシュ」、初代『デジモンワールド』の主人公であり主人公たちを導く存在となる「マメオ」、そして物語の黒幕として暗躍する主人公の元ライバル「津々木ショーマ」など、個性豊かなキャラクターが登場し、物語を彩ります。また、街の長老であるジジモンや、ショーマに仕える三壊神など、様々なデジモンたちが物語に深く関わってきます。ゲストキャラクターとして、『デジモンストーリー サイバースルゥース』から御神楽ミレイ、『デジモンワールド リ:デジタイズ』から四ノ宮リナも登場します。
本作の主題歌は、藍井エイルが歌う「アクセンティア」です。
『デジモンワールド -next 0rder-』は、育成の奥深さ、パートナーとの絆、そしてデジタルワールドの復興というテーマが融合した作品であり、シリーズファンはもちろん、新たなプレイヤーも楽しめる冒険が待っています。
本作は、2013年の『デジモンワールド Re:Digitize Decode』以来、約3年ぶりに登場した「デジモンワールド」シリーズの新作として注目を集めました。キャラクターデザインはタイキ氏、主題歌は藍井エイル氏が担当しています。タイトルの「next 0rder」に含まれる「0」はアルファベットの「O（オー）」ではなく数字の「零（ゼロ）」を意味しています。PlayStation 4|PlayStation_4版では、約30種類以上の新しいイベントが追加され、デジモンゲームシリーズとしては初めてのCEROレーティングBとなりました。
システム
育成
本作の大きな特徴は、一度に2体のパートナーデジモンを育成できる点にあります。ゲーム内の時間が流れる中で、トレーニングや食事、排泄といった基本的な世話に加え、街の施設を利用しながらデジモンを育てていきます。
デジモンの進化は、それぞれの世代で定められた年齢に達し、固有のパラメータ条件を満たすことで発生します。コミュニケーションを取ることで進化条件が少しずつ明らかになっていきますが、その中でも「必須項目」と呼ばれる条件を満たせば、他の条件数が足りていても進化可能です。進化するとパラメータが全体的に上昇し、寿命が延びますが、属性によっては使えなくなる技もあります。超究極体への進化は、基本的に後述するジョグレス進化でのみ到達可能です。また、成長期以上のデジモンには、特定の石を使うことで条件を無視して一つ上の世代へ進化させる特別な方法も存在します。
ジョグレス進化は「進化道場」で行う特別な進化で、主に超究極体を目指す手段ですが、一部の完全体や究極体にも進化できます。この進化は一度行うとデジモンの寿命が尽きるまで解除されません。特定のデジモン2体の組み合わせが必要で、実行後には一方の世代が一段階下がります。ジョグレス進化の方向性には特徴があり、暗黒系はアーマゲドン、ロイヤルナイツはデュークモンCM、七大魔王はベルフェモンRMといった特定のデジモンになることが多いです。街の増築を進めると、「エクストラジョグレス」が可能になり、パートナーの一方を街の住人デジモンで補うことができるようになります。
パートナーデジモンにはそれぞれ寿命が設定されており、時間経過で減少し、進化やテイマースキル、イベントなどで増加します。寿命が尽きたデジモンはデジタマとなって転生し、育成状況の何割かを新たなデジモンに引き継ぐことができます。転生を繰り返すことで、初期パラメータに補正がかかったデジタマを入手し、より強力なデジモンへと育て上げることが可能です。寿命を延ばして一体をじっくり育てるか、転生を重ねて能力を引き継いでいくか、育成の戦略が問われます。
主人公は、冒険や戦闘で経験値を得てレベルアップし、テイマーポイント（TP）を獲得します。TPを消費することで、育成や冒険を補助する様々なテイマースキルを習得できます。スキルは「ベーシック」「トレーナー」「サバイバー」「コマンダー」の4系統があり、一度習得しても大金を支払えば振り直しが可能です。
戦闘
戦闘はリアルタイムで進行し、パートナーデジモンが事前にセットしたスキルを使って自動で行動します。プレイヤーは戦況を見ながら、アイテムの使用、デジモンへの応援、オーダー（命令）発行を行い、有利に導きます。
デジモンはMPを消費して攻撃スキルを発動します。MPは時間経過やアイテムで回復します。スキルの射程や範囲が設定されているため、敵との位置関係に注意が必要です。プレイヤーはOP（オーダーポイント）を消費してデジモンに特定の行動を指示できます。OPはデジモンのアクションに素早く応援を入れることで増加します。OPを消費して2体同時に必殺技を放つことも可能です。
「ExtraCrossEvolution（ExE）」は、特定のパートナー組み合わせでのみ可能な、戦闘中に限定されるジョグレス進化です。OPを消費しますが、発動後にOPが回復するため、合体したデジモンで強力なスキルをすぐに発動できます。
アイテムはフィールド外からデジモンへ投げ入れて使用するため、効果発動まで若干のタイムラグがあります。複数のアイテムを同時に使用したり、効果範囲内のデジモンにまとめて効果を及ぼしたりすることも可能です。
フローティア
ゲームの序盤で発生したムゲンドラモンの襲撃により散り散りになった街の住人デジモンを見つけ出し、街「フローティア」を復興することも重要な目的です。フィールドにいる「！」マークのデジモンに話しかけ、条件を満たすことでフローティアに来てもらい、デジモンに応じた施設や機能が解放されます。
フローティアは中央区、商業区、研究区、農業区、娯楽区、異次元区に分かれており、それぞれに特色ある施設が集まっています。中央区にはジジモンの家や建築屋など、日常的に利用する施設が集まり、商業区ではアイテムや強化アイテムの売買、研究区では進化に関する施設、農業区では食事に必要なアイテムの確保、娯楽区ではミニゲームやコロシアムが楽しめます。異次元区はクリア後に解放されるエリアです。
中央区の建築屋では、採取ポイントなどで入手できる資材（金属、鉱石、液体、木材）を渡すことで施設を増築できます。増築によって施設の機能が強化されたり、品揃えが増えたりすることがあります。特定の施設が一定段階まで増築されていないと、仲間にできないデジモンも存在します。
エクストラダンジョン
ゲームクリア後に異次元区から挑戦できる特殊なダンジョンです。ストーリーイベントを進め、エリアボスのデジモンを仲間にすることで新たなダンジョンが解放されます。ダンジョン内ではゲーム内時間は経過しませんが、時間制限が設けられており、時間内にボスを倒す必要があります。ここでの戦闘では、貴重な進化アイテムや強化アイテムを入手でき、仲間になった特定のデジモンから恩恵を受けることも可能です。
登場キャラクター
主人公は、高校3年生の「タクト（男の子）」または「シキ（女の子）」です。幼い頃にデジモンゲームの大会で優秀な成績を収めた経験があり、久しぶりにデジヴァイスを起動したことでデジタルワールドへ飛ばされてしまいます。パートナーを2体同時に持てるという特異な能力を持っています。
主人公と共にデジタルワールドに迷い込む高校の同級生として、心優しい「広瀬コウタ」と、しっかり者だが時々思い詰めてしまう「大淵ヒマリ」が登場します。コウタのパートナーはデュークモンに進化するユキムラ、ヒマリのパートナーはホーリードラモンに進化するリッカです。彼らはデジタルワールドでの困難な状況に直面し、それぞれのパートナーとの関係を深めていきます。
その他にも、記憶を失った謎の少女「ルーシュ」、初代『デジモンワールド』の主人公であり主人公たちを導く存在となる「マメオ」、そして物語の黒幕として暗躍する主人公の元ライバル「津々木ショーマ」など、個性豊かなキャラクターが登場し、物語を彩ります。また、街の長老であるジジモンや、ショーマに仕える三壊神など、様々なデジモンたちが物語に深く関わってきます。ゲストキャラクターとして、『デジモンストーリー サイバースルゥース』から御神楽ミレイ、『デジモンワールド リ:デジタイズ』から四ノ宮リナも登場します。
主題歌
本作の主題歌は、藍井エイルが歌う「アクセンティア」です。
『デジモンワールド -next 0rder-』は、育成の奥深さ、パートナーとの絆、そしてデジタルワールドの復興というテーマが融合した作品であり、シリーズファンはもちろん、新たなプレイヤーも楽しめる冒険が待っています。
もう一度検索
【記事の利用について】
タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。
【リンクついて】
リンクフリーです。