デス (グラディウス)

デス（DES） - グラディウスシリーズの宇宙艦

デス（DES）は、コナミの著名なシューティングゲームシリーズ『グラディウス』や『沙羅曼蛇』に登場する架空の兵器です。このキャラクターは、バクテリアン軍に属する宇宙空母または宇宙戦艦として設定されています。名称は「DEATH」ではなく「DES」と表記され、1997年に発行された『グラディウス外伝 パーフェクトガイド』の一部では「DEATH DOUBLE」とも紹介されています。

概要

デスは、初めて『沙羅曼蛇』（AC版、PCE版）のステージ5のボスキャラクターとして登場し、その後のシリーズ作品でもビッグコア、テトランと並んで頻繁に登場します。シリーズが進むにつれてデスはMk-II、Mk-IIIと進化しますが、外見には大きな変化がありません。

デスの形状は円筒形で、艦首には開閉式のハッチと2門の小型イオンレーザー砲があります。後部にはエンジンとアンテナ、さらに小さな翼も装備されており、全体的には無骨なデザインです。コアを守る遮蔽板は無く、Mk-II以降はハッチを破壊しない限りコアへの直接攻撃ができません。

バリエーション

空母デス

デスは『沙羅曼蛇』のステージ5で自機の後ろから出現します。主な攻撃方法は、ハッチから一機ずつ艦載機を発進させ、艦載機は破壊可能な誘導ミサイルを発射します。また、ハッチが破壊されない限り、画面の端で反射するブルーボールを発射し、通常の弾も自機を狙って撃ってきます。デスの破壊に時間をかけると、ブルーボールと通常弾が増え、回避が難しくなります。なお、コアは一定の攻撃をしなければ開きません。

PCE版

PCE版では、攻撃方法が異なり、まず3発のブルーボールを自機狙いに発射します。その後、艦載機を1機発進させ、攻撃パターンに独自の変化が加わっています。ブルーボールは簡単に倒せる一方、高周期では発射数が増え、態勢が厳しくなります。

デスMk-II

『グラディウスII』においてデスMk-IIが紹介され、艦載機の収納庫がイオンレーザー砲に変更されています。この形態ではミサイルを5発同時に発射し、前部のハッチを壊さないとコアに攻撃できません。デスMk-IIも『グラディウスIII』や『外伝』で再登場し、その印象は強化されています。

デスMk-III

『グラディウスV』ではデスMk-IIIとして中ボスで登場します。この形態になってから攻撃方法はより多彩となり、イオンレーザー砲や追尾レーザー砲などを武装しています。さらにハッチを破壊されることで、極太レーザーを連発してきます。

デスダブル

『グラディウス外伝』ではデスダブルとして、2隻のデスと1隻のパラサイトコアのユニットが登場し、それぞれが異なる攻撃方法を持ちます。これは新しい戦略的要素をプレイヤーに提供します。

セデューサ

MSX版『沙羅曼蛇』においては、この名称でボスキャラクターとして登場し、デザインがAC版とは異なるバージョンです。

オトメディウスにおけるデス

オトメディウスでは、「デス」として登場し、女性キャラクターによるラッピングがされており、見た目や攻撃パターンに変化があります。

近種

デスに類似したキャラクターや影響を受けたボスも存在します。たとえば、エニグマというボスはデスを縦に連結した形状をしており、改良された攻撃パターンでプレイヤーに挑みかかります。

ガウ

ガウ（GAW）は、『ライフフォース』を含む『グラディウス』シリーズに登場する生体兵器です。デザインはデスをモチーフにし、独自の特徴を持っています。 やがて、シリーズを通じてデザインの更新が行われ、独立したキャラクターとしての地位を得ます。

デスとガウは、共にシューティングゲームにおいて重要な役割を果たし、プレイヤーに印象深い体験を提供しています。

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