デスティニーモンスターズ

『デスティニーモンスターズ』は、かつてハンゲームが提供していたオンラインゲームです。一見シンプルな神経衰弱をベースに、モンスター育成や戦略要素を組み合わせた、奥深いゲームシステムが特徴でした。

ゲーム概要

元々は『神経衰弱モンスターズ』というタイトルでリリースされたカードゲームでしたが、後に「かんたんRPG」としてリニューアルされ、タイトルも変更されました。
プレイヤーは、弟子モンスターを操り、神経衰弱の要領でモンスターと戦います。バトルを通じて弟子モンスターを育成し、他のモンスターとの合成で新たな「とくぎ」を覚えさせることができます。

基本プレイは無料ですが、ゲーム内通貨であるゴッドマネーを使用することで、モンスターの合成などを行うことができます。また、有料チケットを購入することで、より高レベルなモンスターを育成できるようになります。

しかし、惜しまれつつも2018年11月21日にサービスが終了しました。

戦闘ルール

基本ルールは神経衰弱と同じです。カードが揃えば、その絵柄に応じて物理攻撃や魔法攻撃を行います。ただし、数字が同じでも物理と魔法の組み合わせでは揃ったことにはなりません。

カードは物理・魔法それぞれ1から13まで存在し、トランプのように11、12、13はそれぞれジャック、クイーン、キングの絵柄が描かれています。

物理攻撃にはクリティカルヒットと攻撃ミスがありますが、魔法攻撃にはありません。対戦相手によっては、最初からすべてのカードが場に配られず、カードが揃った後に山札から補充される場合もあります。

相手のHPを0にすれば勝利となります。

モンスターには「ちから」や「まりょく」、「とくぎ」などのパラメータが設定されており、これらのパラメータや属性に基づいてダメージが計算されます。カードをめくる代わりにとくぎを使って特殊な行動をとることも可能です（ただし、戦闘中に使用できない常時発動型のとくぎもあります）。

以下の場合にターンが終了し、相手の行動に移ります。

カードが揃わなかった
とくぎを使用した
行動不能状態が回復しなかった
物理攻撃に失敗した

モンスター

一度でも仲間にしたモンスターはモンスター図鑑に登録され、その情報や仲間にした数などを確認できます。仲間にできるモンスターの数には制限があり、アイテムを購入することで枠を増やすことができますが、上限が設定されています。モンスターを逃がすとゴッドマネーが手に入る場合があります。

モンスターの入手方法

ゲーム開始時に、最初の弟子として「ゴブリンルーキー」が与えられます。
倒したモンスターが、戦闘終了後に仲間になることがあります。
モンスター同士を合成することで、新しいモンスターに突然変異することがあります。
よろず屋で購入した「モンたま」を孵化させると新しいモンスターが生まれます。
限界レベルまで成長させることで「クラスチェンジ」するモンスターもいます。
その他、イベントでハンゲームからモンスターやモンたまがプレゼントされることもありました。

とくぎ

モンスターはそれぞれ固有のとくぎを覚えています。また、別のモンスターと合成することで、違うとくぎを3つまで覚えさせることができます。

とくぎには、覚えるだけでパラメータが上昇するなどの効果がある「常時発動」のものと、戦闘中に使用できるものがあります。

戦闘中に使用するとくぎには、相手に直接ダメージを与えるものや、行動不能にするものなどがあり、とくぎの組み合わせを考えることで、単なる神経衰弱とは異なる戦略的なバトルを楽しむことができました。

モード

ストーリーモード

2010年3月24日に実装されたモードで、ゴブリンルーキーが大魔王に挑むストーリーが描かれます。ハンゲームではこのモードから始めることが推奨されていました。

クエストモード

サービス開始当初から実装されているモード。ゴッドシティーで起きた事件を解決するという名目で、モンスターと神経衰弱バトルをします。

* アドベンチャーモード

2010年11月25日に実装されたモードで、すごろくの要領でマップを移動しながらモンスターを倒します。チェックポイント以外の戦闘は自動で行われます。

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