デスペラード (映画)

映画『デスペラード』について

『デスペラード』（Desperado）は、1995年に公開されたアメリカ製のアクション映画で、著名な監督ロバート・ロドリゲスによるマリアッチ3部作の第2作目です。特に女優サルマ・ハエックの存在が大きく、彼女のキャリアを代表する作品の一つとして知られています。

概要

本作は、前作『エル・マリアッチ』に比べて製作費が約1000倍も増加しており、そのスケールの大きさが特徴です。前作で主役を務めたカルロス・ガラルドーは、この作品では主人公の助っ人として登場し、さらには著名な映画監督クエンティン・タランティーノがバーの集金人役で一時的に出演している点も話題を呼びました。物語自体は前作から直接の続編とはなっていませんが、シリーズの続編でもあり、自己リメイク的な要素も含んでいます。

ストーリー

物語は、ギャングによって愛する女性を失い、自身も手を撃たれるという不幸な過去を背負ったマリアッチの男を中心に展開します。彼はギターケースに武器を隠し持ち、彼の過去を引き裂いたギャングのボス、ブチョを探し出し復讐を果たそうと決意します。友人であるブシェミの助けを得て、彼はブチョが関わる酒場に向かいますが、そこでの正体がばれてしまい、酒場内でブチョの手下たちとの壮絶な銃撃戦が始まります。

戦いを乗り越えたマリアッチは、通りかかった美しい女性カロリーナを守ろうとして傷を負うことになります。カロリーナは彼を自らの店に匿い手当てを施しますが、ブチョにそのことが知られ、彼女の店が襲撃される事態に直面してしまいます。襲撃を切り抜けたマリアッチは、かつての仲間であるカンパやキーノを援軍に呼び寄せ、ブチョとの最終対決を行う展開を迎えます。

キャストとスタッフ

監督はロバート・ロドリゲス自らが務め、製作も彼とビル・ボーデンが担当しました。また、脚本もロドリゲス自身が執筆しています。

補足情報

『デスペラード』は、1998年に『日曜洋画劇場』で放送される予定でしたが、黒澤明の死去を受けて放送日が変更されました。さらに映画解説者の淀川長治もこの作品を解説する予定でしたが、彼の死去によりこの解説が未放送に終わったこともあります。このように『デスペラード』は、映画製作だけでなく日本の上映歴史においても様々なエピソードを持っています。

詳しい情報は、Sony Picturesの公式サイトや映画データベースで確認でき、映画の魅力をより深く理解する手助けとなるでしょう。

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