デニス・シュルーダー

デニス・シュルーダー：NBAを渡り歩くドイツのPG/SG

デニス・マイク・シュルーダー（Dennis Mike Schröder）は、1993年9月15日生まれ、ドイツ・ニーダーザクセン州ブラウンシュヴァイク出身のプロバスケットボール選手です。現在はNBAのデトロイト・ピストンズに所属し、ポイントガードとシューティングガードをこなすコンボガードとして活躍しています。

プロ入り前

シュルーダーは、2010年に地元のバスケットボール・レーヴェン・ブラウンシュヴァイクでプロデビューを果たしました。着実に実力をつけ、ドイツ代表のジュニア世代にも選出。2013年には、世界選抜の一員としてナイキ・フープサミットに出場し、18得点6アシストを記録しました。この活躍が自信となり、2013年のNBAドラフトにエントリー、アトランタ・ホークスから17位指名を受けました。

NBAでの活躍

アトランタ・ホークス時代 (2013-2018)

NBA1年目は適応に苦しみましたが、2年目には平均10得点を記録し、シックスマンとしてチームに貢献。ホークス初のシーズン60勝に貢献しました。2016年には4年総額7,000万ドルの契約延長に合意。2017-18シーズンには、キャリアハイとなる41得点を記録するなど、エースとしての才能を開花させました。

オクラホマシティ・サンダー時代 (2018-2020)

2018年、トレードでオクラホマシティ・サンダーへ移籍。クリス・ポール、シェイ・ギルジャス＝アレクサンダーの控えとして、シックスマンの役割を担い、平均18.9得点を記録。シックスマン賞の投票では2位となるなど、その実力を高く評価されました。

ロサンゼルス・レイカーズ時代 (2020-2021, 2022-2023)

2020年、ロサンゼルス・レイカーズへ移籍し、先発としてプレー。シーズン中に4年総額8,400万ドルの契約延長を提示されましたが、これを拒否しました。2022年に再びレイカーズに復帰し、32得点を記録するなど活躍を見せました。

その他のチーム (2021-2024)

2021-22シーズンはボストン・セルティックス、ヒューストン・ロケッツでプレー。2023-24シーズンはトロント・ラプターズへ移籍し、NBA通算10000得点を達成。その後、ブルックリン・ネッツへトレードされました。

ゴールデンステート・ウォリアーズ (2024-2025)

2024-25シーズンにはゴールデンステート・ウォリアーズへ移籍。

デトロイト・ピストンズ (2025-)

2025年2月6日に大型トレードでデトロイト・ピストンズへ移籍。

プレースタイル

シュルーダーは、ドリブルからのミドルレンジジャンパーとペネトレーションを得意とします。近年は3ポイントシュートの精度も向上しています。サンダー時代にはディフェンスも向上させ、リーグ屈指のシックスマンとして評価を高めました。

人物

母親はガンビア出身、父親はドイツ人です。

デニス・シュルーダーは、そのアグレッシブなプレースタイルと得点能力で、NBAの舞台で確固たる地位を築き上げました。今後の活躍にも目が離せません。

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