デビッド・バクティアリ

デビッド・アフラシャブ・アサッド・バクティアリ

デビッド・バクティアリ（David Afrasiab Assad Bakhtiari）は、1991年9月30日にアメリカ合衆国カリフォルニア州サンマテオで生まれたプロアメリカンフットボール選手です。彼のポジションはオフェンシブタックルであり、兄エリック・バクティアリもNFLの選手として知られています。

カレッジキャリア

バクティアリはコロラド大学でフットボールをプレイし、彼のキャリアは2010年の2年目のシーズンから始まりました。同シーズンは多くの試合に出場し、特に2011年シーズンでは開幕戦で膝を痛め一時は欠場しましたが、残りの11試合には出場し、見事にオールPac-12セカンドチームに選出されました。2012年シーズンにも11試合に出場し、2年連続でオールPac-12セカンドチームに選ばれるなど、着実に地位を築いていきました。特にこのシーズン後、彼は2013年のNFLドラフトにアーリーエントリーを決意しますが、その背景にはチームが1勝11敗という不振のシーズンを迎えたことや、ヘッドコーチの交代があったものの、彼とその決断は無関係であることを強調しています。

グリーンベイ・パッカーズでの活躍

2013年のNFLドラフトにおいて、バクティアリは全体109位でグリーンベイ・パッカーズに指名され、ルーキー契約を結びました。シーズンの開幕前に、先発オフェンシブタックルのブライアン・ブラガが怪我をしてしまったため、彼はすぐに代役として先発に起用されます。意外なことに、彼はルーキーとして全試合に先発したことがあり、1978年以降のNFLの歴史においてこの功績は特筆すべきものです。

2016年には契約延長を果たし、初めてプロボウルに選出され、2018年にはオールプロファーストチームにも名を連ねました。2020年11月にはさらに契約を延長し、4年総額1億550万ドルという大型契約を結びますが、シーズン中の練習で前十字靱帯を断裂し、その影響で残りの試合を全休せざるを得ませんでした。それでも2020年シーズン中にオールプロファーストチームに選出されたのは、彼の実力を証明するものでした。

2021年は、前十字靱帯のリハビリに邁進した年で、最終的に復帰を果たしたものの、一試合のみの出場にとどまりました。2022年には虫垂炎の手術を受け、その影響でいくつかの試合を欠場しましたが、彼の実績と経験は今なおチームにとってかけがえのないものです。

プライベートと趣味

バクティアリは高校時代に奨学金を設立し、がん研究などの支援にも積極的に取り組んできました。彼はボードゲーム「カタンの開拓者たち」を楽しんでおり、チームメイトの間でこのゲームをブームにしたことでも知られています。また、彼は2015年公開の映画『ピッチ・パーフェクト2』に自身の役で出演しており、様々な才能を持つ選手であることが分かります。

私生活では、2020年7月に恋人であるフランキー・シェビーにプロポーズし、2022年3月に結婚式を挙げました。彼のキャリアや人柄は、多くのアメフトファンやチームメイトに愛され続けています。

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