デビッド・ボーティ

デビッド・C・ボーティ：不屈の精神で挑む内野手

デビッド・C・ボーティ（David C. Bote）は、1993年4月7日生まれ、アメリカ合衆国コロラド州ロングモント出身のプロ野球選手です。右投右打の内野手として、MLBのシカゴ・カブスで印象的な活躍を見せ、現在はロサンゼルス・ドジャース傘下でプレーしています。

プロ入りと下積み時代

2012年のMLBドラフトで、シカゴ・カブスから18巡目（全体554位）で指名され、プロの道へ。ルーキー級から着実にステップアップを重ね、A-級、A級、A+級と順調に昇格。2016年にはA+級で打率.328と好成績を収め、才能の片鱗を見せました。

2017年にはAA級で打率.272、14本塁打、59打点と更なる成長を遂げ、40人枠入りを果たし、メジャー昇格への期待を高めました。

メジャーデビューと劇的なサヨナラ満塁ホームラン

2018年、ボーティはAAA級アイオワからメジャー初昇格。故郷コロラドでのロッキーズ戦でメジャーデビューを果たしました。同年8月12日のナショナルズ戦、9回裏に代打で登場すると、MLB史上7人目となる3点差からの代打逆転サヨナラ満塁本塁打を放ち、一躍脚光を浴びました。この劇的な一打は、彼のキャリアを象徴するハイライトとして、ファンの記憶に深く刻まれました。

カブスとの契約延長とその後

2019年4月には、カブスと5年1500万ドルの契約延長に合意。同年6月5日のロッキーズ戦では4安打7打点を記録し、チームを勝利に導きました。しかし、その後はAAA級への降格も経験するなど、苦しい時期も過ごしました。

2022年オフにはマイナー契約となり、AAA級アイオワへ。2023年はメジャーでの出場機会はありませんでした。

メジャー復帰と苦悩、そしてFAへ

2024年6月、2年ぶりにメジャーの舞台へ復帰。しかし、37試合に出場し打率.304を記録するも、本塁打、盗塁がなく6打点と不振に苦しみ、DFAとなり、再びAAA級アイオワへ。オフにFAとなりました。

ドジャース傘下へ

2024年12月、ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約。2025年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになりました。新たな環境で、再びメジャーの舞台を目指します。

プレースタイルと評価

ボーティは、パンチ力のある打撃と堅実な守備が持ち味の内野手です。特に、勝負強い打撃はチームに勢いをもたらし、ファンを魅了します。苦しい時期を乗り越え、再びメジャーの舞台で活躍することを誓うボーティ。彼の不屈の精神とひたむきな努力は、多くの人々に感動と勇気を与えてくれるでしょう。

今後の活躍に期待が高まります。

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