デビル・インサイド

映画『デビル・インサイド』の概要

『デビル・インサイド』（The Devil Inside）は、2012年にアメリカで制作されたホラー映画で、独特なテーマを扱っています。日本では劇場公開されず、ビデオスルーとなりました。物語は1989年、コネチカット州のある電話から始まります。電話の主はマリア・ロッシという女性であり、彼女は自計3名の神父を殺害したと告白します。これに驚いた警察が現場に急行すると、神父たちは実際にマリアに対して悪魔払いを試みていたことが確認されます。マリアはその後、見まがうような精神状態にあり、バチカンの医療施設に強制収容されることとなるのです。

時間の経過

それから20年の月日が流れました。成長したマリアの娘イザベラは、母親が関係した事件の真相を知りたいという強い思いを抱き、ドキュメンタリー映像作家と共にバチカンへと向かいます。そこでイザベラは、精神的に崩壊した母の姿に衝撃を受けますが、同時に母が悪魔に取り憑かれていると確信します。その時、彼女の前に二人の若き神父、ベンとデヴィッドが現れます。

悪魔払いの挑戦

ベンとデヴィッドは、科学的アプローチで悪魔払いを行うことに自信を持っています。彼らの力を借りて、イザベラは母親を救うために悪魔払いに挑むことを決意します。しかし、彼女が直面する悪魔は、想像以上に強力で彼女たちにとって未知の存在でした。物語はここから緊迫感を増し、家族の絆が試されます。

キャストと演技

映画のキャストには、以下のような俳優陣が登場します。母イザベラ・ロッシを演じるのはフェルナンダ・アンドラーデで、日本語吹き替え版では木下紗華が担当しています。悪魔払いを担う神父、ベンを演じるのはサイモン・クォーターマン（吹き替え：桐本琢也）で、デヴィッド役のエヴァン・ヘルムス（吹き替え：宮本充）も重要な役割を果たします。

また、マリア・ロッシ役はスーザン・クロウリー（吹き替え：竹村叔子）が演じ、その神秘的な存在感が物語に深みを与えています。脇役としては、ドレイファス警部補のブライアン・ジョンソン（声：居谷四郎）、クリストファー・エイムズ神父のジョン・プロスキー（声：青木強）、そしてアントニオ・コスタ医師を演じるクラウディウ・イストドール（声：北川勝博）など、様々なキャラクターが展開する緊迫した物語に引き込まれます。

この映画は、ただのホラー映画にとどまらず、迫り来る恐怖の中で家族の絆や信仰、そして精神的な強さが試される物語となっていて、観客に思考を促す一作です。

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