デメトリウス・ピンダー

デメトリウス・ラシャド・ピンダーのプロフィール

デメトリウス・ラシャド・ピンダー（Demetrius Rashad Pinder）は、1989年2月13日にバハマのグランド・バハマ島で生まれ、「短距離走」の専門選手として頭角を現しました。彼は、200メートルと400メートルの室内バハマ記録の保持者であり、かつて300メートルのバハマ記録も保持していました。特に2012年のロンドンオリンピックでは、男子4×400メートルリレーにおいて金メダルを獲得し、男子400メートルでもファイナリストとして7位に入賞したことで、国際的な注目を浴びました。

経歴

NCAAでの華々しいスタート

2011年3月12日、ピンダーは全米学生（NCAA）室内選手権において男子400メートルの決勝で45秒33を記録し、室内バハマ記録を樹立しました。このタイムは、2006年にクリス・ブラウンが作った45秒78の記録を塗り替えたものであり、前年度のチャンピオンであるトーリン・ローレンスに対して0.63秒差をつけての勝利を果たしました。この年の大会では、テキサスA&M大学の一員として男子4×400メートルリレーで2連覇を達成し、彼自身も大会の2冠を手に入れました。

世界舞台での活躍

2012年には、男子200メートルの室内バハマ記録を立て、当時の記録であるドミニク・デメリットの20秒66を上回りました。さらに、そのわずか6日後には自身の記録を20秒50に更新しました。同年の3月には、初めて出場したイスタンブール世界室内選手権で男子400メートルの予選を全体トップで通過し、準決勝でも唯一の45秒台を出すなど、躍進を続けました。その結果、決勝に進出し、45秒34で銀メダルを獲得するという素晴らしい成果を上げました。

ロンドンオリンピックでの快挙

2012年8月にはロンドンオリンピックに出場し、男子400メートルで予選から全て44秒台を記録し、見事に7位入賞を達成しました。また、男子4×400メートルリレーではチームの一員として金メダルを獲得し、バハマにとってこの種目では初めての金メダルをもたらしました。非常に印象深いオリンピックデビューとなりました。

怪我と記録更新

その後、ピンダーは2013年にハムストリングスを負傷しながらも、2014年7月16日にはリエージュ国際の男子300メートルで32秒05のバハマ記録を樹立しました。このように、彼は怪我を乗り越え、再び記録を更新するなど、その精神力と才能を証明し続けています。

自己ベストと大会成績

デメトリウス・ピンダーは、数々の大会で素晴らしい成績を収めており、その多くの記録は今なお彼の名を刻んでいます。これらの成績が彼のキャリアを導き、未来へとつながる道を開くでしょう。

外部リンク

さらに詳しい情報は、以下のリンクからご覧いただけます:

• - デメトリウス・ピンダー - ワールドアスレティックスのプロフィール
• - デメトリウス・ピンダー - Olympedia
• - デメトリウス・ピンダー - テキサスA&M大学のプロフィール

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