デュワン・ブレア

デュワン・ブレア(DeJuan Lamont Blair, 1989年4月22日 - )は、アメリカ合衆国ペンシルバニア州ピッツバーグ出身のバスケットボール選手です。NBAサンアントニオ・スパーズなどでセンターとして活躍しました。

生い立ちとバスケットボールとの出会い

4人兄弟の長男として、ピッツバーグのヒル地区で育ちました。幼少期は兄弟の中で最も小柄でしたが、入学する頃にはクラスで一番大きな子供になっていました。両親ともに高校時代はバスケットボール選手であり、おじが運営するレクリエーションセンターでバスケットボールを始めたことが、プロへの道を志すきっかけとなりました。

プロとしてのキャリア

シェンレー高校、ピッツバーグ大学を経て、2009年のNBAドラフト2巡目37位でサンアントニオ・スパーズに指名され、NBA選手となりました。ルーキーイヤーのNBAルーキーチャレンジでは、22得点23リバウンドという活躍を見せ、タイリーク・エバンスと共にMVPに選ばれました。また、シーズン終了時にはオールルーキー・セカンドチームにも選出されています。

しかし、ティアゴ・スプリッターの台頭などもあり、2012-13シーズン以降は出場機会が減少。2013-14シーズンはダラス・マーベリックスワシントン・ウィザーズなどのチームでプレーしました。

その後、2016年9月にはCBAの江蘇モンキーキングと契約し入団。2017年1月にはDリーグのテキサス・レジェンズ、同年2月にはロサンゼルス・ディーフェンダーズと契約しました。

受賞歴

オールルーキー2ndチーム (2010)
NBAルーキーチャレンジMVP (2010)

プレースタイル

ポジションに対して身長は不足しているものの、恵まれた体格、長い手、敏捷性、そして粘り強さでそれを補っています。ボールに対する嗅覚が鋭く、オフェンシブリバウンドやスティールを得意としています。一方で、シュート力は十分とは言えず、シュートレンジはペイントエリア内に限られています。近年は体重過多に苦しみ、出場機会が減少傾向にありました。

デュワン・ブレアは、恵まれた体格と運動能力を活かし、NBAで活躍した選手です。特にリバウンドとディフェンスにおける貢献度は高く、チームに欠かせない存在でした。

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