デューク・オブ・エジンバラ (装甲巡洋艦)

デューク・オブ・エジンバラ (HMS Duke of Edinburgh)

デューク・オブ・エジンバラは、イギリス海軍の装甲巡洋艦であり、その名はザクセン＝コーブルク＝ゴータ公アルフレートに由来しています。彼はエディンバラ公としても知られています。この艦は1904年に進水し、デューク・オブ・エジンバラ級のひとつです。

建造と就役

この艦はペンブルック工廠で建造され、起工は1903年2月11日でした。その後、1904年の6月14日に進水し、1906年1月20日に正式に就役しました。就役時には、公試で22.84ノットという高速を記録する性能を示し、当時の海軍の期待を大いに集めました。

艦隊での活動

デューク・オブ・エジンバラは、就役後まず第5巡洋艦戦隊に配属され、その後1912年から1913年までは第3巡洋艦戦隊に所属しました。さらに1913年から1914年には、地中海艦隊の第1巡洋艦戦隊に移され、活躍の場を広げました。これらの艦隊での活動の中で、さまざまな任務を遂行し、海軍力の一翼を担いました。

ユトランド沖海戦

この艦の歴史の中で特に重要なのは、1916年に行われたユトランド沖海戦です。この海戦ではデューク・オブ・エジンバラが第1巡洋艦戦隊の中で唯一生き残った艦となりました。この戦闘は、第一次世界大戦の中でも大規模かつ注目された海戦であり、この艦の耐久性と艦員たちの勇敢な行動は、高く評価されました。

最期

デューク・オブ・エジンバラは、海戦や長年の任務を経て1920年にスクラップとして売却されました。その後、解体され消えていくことになりましたが、彼女の艦歴は長い海軍の伝統に名を刻み続けています。この艦は、当時の技術と海軍の勇姿を象徴する存在として、今もなお多くの人々の記憶に残っています。

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