デリスクエア

デリスクエア

ユニー株式会社が運営する「デリスクエア（Delisquare）」は、愛知県名古屋市千種区今池1丁目に位置するショッピングセンターです。ユニーにとっては初の試みとなるフードテラス型の商業施設として開業しました。施設の核店舗は、地下1階に入居する都市型小型食料品スーパーの「ピアゴ ラ フーズコア今池店」です。

概要と沿革

デリスクエアの誕生には、この地にかつて存在した「ピアゴ今池店」の歴史が深く関わっています。ピアゴ今池店は2011年（平成23年）5月にその営業を終え、閉店しました。その後、ユニーはこの跡地に約10億円という大規模な投資を行い、建物の全面的な改修工事に着手しました。

改修においては、旧店舗が地上7階建て・地下1階という構造であったのに対し、地上2階建て・地下1階へと大幅な減築が行われました。この減築を含む構造変更は、建物の耐震性向上を主な目的としています。約2年半にわたる工事期間を経て、デリスクエアは2013年（平成25年）11月15日に新たな商業施設としてグランドオープンを迎えました。

施設構成と特徴

デリスクエアは、地下1階から地上2階までの3フロアで構成されています。

地下1階：直営の「ピアゴ ラ フーズコア今池店」が入居しています。この店舗は、都市部の顧客ニーズに合わせた小型の食料品スーパーとして、生鮮食品や日配品を中心に品揃えしています。
地上1階・2階：主に非直営の専門店街となっており、合計15店舗が出店しています。特筆すべきはその構成で、全体の15店舗のうち12店舗が飲食店であり、食に特化した施設としての性格を強く打ち出しています。

ストアコンセプト

デリスクエアでは、「食の満足＋サービスを提供」というストアコンセプトを掲げています。これは、家庭での調理を楽しむ「内食」、惣菜や弁当を購入して自宅や職場で食べる「中食」、レストランなどで食事をする「外食」という、現代における多様な「食」のニーズに対応することを意図しています。各フロアの構成やテナントラインナップは、このコンセプトに基づいて選定されています。

ユニーは、かつては衣料品や生活雑貨なども広く扱う総合GMS（General Merchandise Store）企業として知られていましたが、デリスクエアは同社にとって初めての、食品分野に特化した新しい営業形態への挑戦でした。旧ピアゴ今池店で取り扱っていた衣料品や生活雑貨などは、デリスクエアでは取り扱い対象外となっています。

アクセス

デリスクエアは、交通利便性の高い場所に立地しています。名古屋市営地下鉄の東山線および桜通線が乗り入れる今池駅の9番出口からは、徒歩約1分という近距離に位置しており、公共交通機関でのアクセスが非常に容易です。

入居している各テナントの詳細な情報については、デリスクエアまたはピアゴ ラ フーズコア今池店の公式サイトで確認することができます。

参考文献・出典

デリスクエアの開業については、ユニー株式会社が発行したニュースリリース「11/15（金）『デリスクエア』グランドオープン」（2013年10月28日付）などで公式に発表されています。

* ピアゴ ラ フーズコア今池店 - ユニー公式サイト

（テナント情報は変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトをご確認ください。）

もう一度検索