『デルサタ』は、名古屋テレビ(メ〜テレ)が
2016年4月9日から2021年
3月27日まで毎週
土曜日に
生放送していたお出かけ情報番組です。放送時間は6:30から7:55で、主に中京広域圏を対象にしていました。番組では、レジャー、グルメ、ファッション、天気など多彩な情報が提供され、特に20代から40代の母親層をターゲットにしていました。番組名は「外へ出るサタデー」の略語で、親しみやすさを感じさせます。
番組の開始背景
メ〜テレは、朝の番組を充実させるために改編を行い、月曜日から
土曜日までの帯番組の見直しを進めました。その評価の一環として『
ドデスカ!』の
土曜日版を終了し、新たに『デルサタ』を立ち上げることにしました。このように、視聴者のニーズに応える形で新しい情報番組が誕生しました。
番組の特徴
『デルサタ』の特徴は、様々なジャンルの情報を取り上げ、視聴者が気軽にお出かけを楽しめるような内容にしていることです。また、放送中は特にスポーツ中継が行われる際には休止または短縮されることがありますが、基本的には毎回
生放送され、視聴者との距離を近づける努力がなされていました。
セグメントの内容
番組には多様なコーナーがありました。例えば、「デルサタツアーズ」では、視聴者に即行けるお出かけ情報を紹介し、「デルサタLIFE」では、ファッションやグルメのトレンド情報が取り上げられました。人気コーナーの一つ、「デルサタPUSH」はその回ごとに特定の商品をフィーチャーしており、視聴者が新たな発見をする手助けをしていました。
新型コロナウイルスへの対策
2020年以降、新型コロナウイルス感染症の蔓延を受けた影響で、番組の形式にも変更が求められました。特に、緊急事態宣言が発令された際には、MCがリモートで出演するようになり、スタジオ進行は局アナウンサーに引き継がれるなど、新しい形式に適応する努力がなされました。この時期には『いえサタ』という代替番組が放送され、教育的なコンテンツが提供されました。
終焉と後継番組
『デルサタ』は2021年
3月27日をもって放送が終了し、その後継者として『
ドデスカ!ドようびデス。』がスタートしました。これは、5年ぶりに
土曜日版の『
ドデスカ!』が復活することを意味しています。このように、時代の変化に伴い、視聴者に求められる番組の形も変わってきたことを示しています。
まとめ
全体として、『デルサタ』は名古屋の週末の朝を彩り、観る人々に楽しみを提供してきた番組でした。その柔軟な内容構成と臨機応変な対応は、他の地域の番組にも影響を与えるほどの存在でした。今後の地元
テレビ番組にも、このような工夫が期待されます。