デルフィ・ヘリ

デルフィ・ヘリ・イ・ロウラについて

デルフィ・ヘリ・イ・ロウラは、1969年4月22日にスペインのジローナ県で生まれた元サッカー選手です。主に右サイドバックとして活躍した彼は、スペイン代表とカタルーニャ代表の選出も経験しています。サッカーキャリアの初期はフォワードとしてスタートしましたが、後にポジションを変更し、ディフェンダーとして一世を風靡しました。

クラブ経歴

サッカーキャリアは、地元のクラブであるジローナFCで始まりましたが、1989年にはFCバルセロナに移籍。ただし、バルセロナのトップチームでは1990年1月31日に行われたレアル・オビエド戦での1試合のみに出場しただけでした。その後、1991年にプリメーラ・ディビシオンに昇格したアルバセテ・バロンピエに移籍し、右サイドバックにコンバートされました。この転機が彼のキャリアに新たな道を開いたのです。

アルバセテでは、1991-92シーズンに32試合に出場し、その後の1992-93シーズンおよび1993-94シーズンにはリーグ戦で合計9得点を挙げました。1994年夏には名門アトレティコ・マドリードに引き抜かれ、リーグ戦とコパ・デル・レイの二冠を成し遂げるなど、アトレティコでのキャリアは華々しいものでした。

アトレティコでの5シーズンの後、1999年には再びセグンダ・ディビシオンのアルバセテに復帰し、さらに2000年にはデポルティーボ・アラベスに移籍しました。アラベスでは2000-01シーズンに35試合に出場し、2得点を挙げ、チームをプリメーラ・ディビシオン10位に押し上げる立役者となりました。また、同シーズンにはUEFAカップにも出場し、決勝に進出したものの、リヴァプール戦では延長戦でのオウンゴールが悔やまれました。

最終的には2003年にジローナFCに戻り、2シーズンセグンダ・ディビシオンでプレーした後、現役を引退しました。プロキャリアでは、プリメーラ・ディビシオンで343試合出場し、23得点、公式戦通算366試合出場で29得点の記録を残しました。

引退後のキャリア

引退後、ヘリは2015年7月にジローナFCの社長に就任しました。彼の豊富な経験が、クラブ運営に生かされています。

代表としての経歴

国際舞台でも活躍したデルフィ・ヘリは、1992年1月15日のポーランドとの親善試合でスペイン代表デビューを果たしました。同年中にさらに3試合に出場し、その後1993年にはカタルーニャ代表としても2試合に出場しました。

主なタイトル

彼が獲得した主なタイトルには、リーガ・エスパニョーラが1回（1995–96）、コパ・デル・レイが2回（1989–90、1995–96）があります。

デルフィ・ヘリ・イ・ロウラのキャリアは、選手としての実績だけでなく、引退後のクラブ運営にも活かされ続けており、スペインサッカー史に名を刻む存在です。

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