デレク・スティングリー・ジュニア

デレク・スティングリー・ジュニア

デレク・スティングリー・ジュニア（Derek Stingley Jr., 2001年6月20日 - ）は、アメリカ合衆国ルイジアナ州バトンルージュ出身のプロアメリカンフットボール選手。NFLのヒューストン・テキサンズに所属しており、ポジションはコーナーバック。

経歴

ハイスクール

高校時代には通算27インターセプトを記録。最終学年時にはルイジアナ州のゲータレード年間最優秀選手賞を受賞するなど、傑出した才能を発揮した。ESPNなどの主要サイトから5つ星評価を受け、名門ルイジアナ州立大学（LSU）へ進学。

カレッジ

LSUでは1年目の2019年シーズンから先発出場を果たし、SEC最多となる6つのインターセプト、21のパスディフレクションを記録。オールSECファーストチーム、コンセンサスオールアメリカンに選出されるなど、数々の栄誉に輝いた。チームもCFPナショナルチャンピオンシップで優勝を果たした。

2020年シーズンは怪我と病気の影響で7試合の出場に留まったものの、2年連続でオールSECファーストチームに選出。2021年シーズンは怪我によりわずか3試合の出場となったが、シーズン終了後、2022年のNFLドラフトにアーリーエントリーした。

NFL

ヒューストン・テキサンズ

2022年のNFLドラフトにて全体3位でヒューストン・テキサンズから指名。これはコーナーバックとしては1997年のショーン・スプリングスに並ぶ歴代最高順位タイであった。その後、2022年5月13日に4年総額3460万ドルのルーキー契約を締結。

2022年シーズンは開幕から先発出場し、第5週のジャクソンビル・ジャガーズ戦でトレバー・ローレンスからキャリア初となるインターセプトを記録。しかし、2022年12月17日にハムストリングの手術を受け、第10週以降の試合を全休した。このシーズンは43タックル、1サック、1インターセプト、5パスディフレクションを記録。

2023年シーズンも開幕から先発出場したが、2023年9月23日に前年と同じくハムストリングを痛め離脱。第11週から復帰し、第13週のデンバー・ブロンコス戦では2つのインターセプト、4つのパスディフレクションを記録して勝利に大きく貢献し、AFCの週間最優秀守備選手に選出された。このシーズンは39タックル、5インターセプト、13パスディフレクションを記録。

2024年シーズンは全試合に先発出場し、54タックル、5インターセプト、18パスディフレクションを記録。自身初のプロボウル、オールプロファーストチームに選出されるなど、飛躍のシーズンとなった。2025年3月18日には、コーナーバックとしては史上最高年俸となる3年9,000万ドルの契約延長に合意したと報じられ、翌19日に正式発表された。

人物

父のデレク・スティングリー・シニア、祖父のダリル・スティングリーも元NFL選手という、アメリカンフットボール界の名門一家に生まれる。

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