デロンテ・ウェスト

デロンテ・ウェストは、1983年生まれのアメリカ合衆国のバスケットボール選手で、ポジションはガードです。191cmの身長と82kgの体重で、その多才なプレイスタイルでNBAの舞台で活躍しました。

2004年のNBAドラフトで、ボストン・セルティックスから全体24位で指名され、NBA入りを果たしました。しかし、ルーキーシーズンは怪我に悩まされ、39試合の出場にとどまりました。1試合あたりの平均得点は4.5点、リバウンド1.7回、アシスト1.6回という成績でした。

2年目の2005-06シーズンには、ヘッドコーチのドック・リバースによって先発ポイントガードに抜擢され、その才能を開花させました。1試合あたり11.8得点、4.1リバウンド、4.6アシストを記録し、ユーティリティ・プレイヤーとしての評価を高めました。2006年2月12日のオールスターウィークエンドでは、ルーキーチャレンジに大学時代のチームメートであるジャミーア・ネルソンの負傷により、2年生チームの一員として出場する機会を得ました。

3年目の2006-07シーズンは、セルティックスがガード陣を補強した影響で、ウェストはベンチからの出場が多くなりました。しかし、与えられた役割をしっかりとこなし、チームの不振の中で奮闘しました。シーズン終了後の2007年6月28日、NBAドラフト当日のトレードで、レイ・アレンらとの交換でウォーリー・ザービアックと共にスーパーソニックスへ移籍。さらに、2007-08シーズン中には11選手が絡む大型トレードに組み込まれ、クリーブランド・キャバリアーズへと移籍しました。

2009-10シーズンのオフにはミネソタ・ティンバーウルブズへトレードされましたが、2010年8月3日にFAとなりました。また、銃の不法所持などで有罪となったことを受け、2010年8月21日にNBAから10試合の出場停止処分を受けました。

プレイスタイル

ウェストは、ポイントガードとシューティングガードを兼任できる選手でした。2年目には平均4リバウンド、1.2スティールを記録するなど、タフなディフェンスをする選手として知られていました。オフェンス面でも、3Pシュートやアシストも平均以上の実力を持ち、ユーティリティ・プレイヤー（万能な選手）として評価されました。特にディフェンス能力が高く評価され、チームに貢献しました。

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