トゥルー・カラーズ (シンディ・ローパーの曲)

トゥルー・カラーズ (True Colors)

「トゥルー・カラーズ」は、ビリー・スタインバーグとトム・ケリーが制作し、シンディ・ローパーが一部作詞に参加した楽曲。1986年にシンディ・ローパーの2枚目のアルバムの1stシングルとしてリリースされ、彼女の代表曲の一つとなった。

楽曲について

元々はビリー・スタインバーグが自身の母親について書いた曲で、トム・ケリーが最初のバースを書き換えて、シンディ・ローパーに提供された。当初のデモバージョンは、ピアノを中心としたゴスペルバラード調だったが、シンディ・ローパーのアレンジによって、よりシンプルで感動的な楽曲に仕上がった。

この曲は、アメリカのビルボード・ホット100で2週間1位を獲得。オーストラリアでは3位、全英シングルチャートでは12位を記録するなど、世界中でヒットした。また、グラミー賞の最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞にもノミネートされている。

歌詞の内容から、ゲイの人々の人権運動のテーマ曲としても広く使用されるようになり、多くの人々に勇気と希望を与え続けている。

日本のロックバンド・スピッツの楽曲「チェリー」の制作にも影響を与えており、メンバーは「トゥルー・カラーズ」の雰囲気を参考に「チェリー」を制作したと語っている。スピッツにとって非常に重要な曲であり、この曲がなければ今のスピッツはなかったかもしれないとまで言及している。

チャート成績

ビルボード・ホット100: 1位
オーストラリア: 3位
全英シングルチャート: 12位

認定

(情報は提供されていません)

フィル・コリンズによるカバー

1998年には、イギリスの歌手フィル・コリンズが、ベスト・アルバム「ベスト・オブ・フィル・コリンズ」に収録するためにこの曲をカバーした。このバージョンは、R&B歌手のベイビーフェイスがプロデュースとバックボーカルを担当し、スムーズジャズの要素が取り入れられている。

フィル・コリンズ版「トゥルー・カラーズ」は、ビルボード・アダルト・コンテンポラリー・チャートで2位、全英シングルチャートで26位を記録した。

その他のカバー

ゴスペラーズ - 2017年、映画『彼らが本気で編むときは、』イメージソングとしてカバー。

外部リンク

True Colors - Second Hand Songs

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