トコキオソシセニ

トコキオ ソシセニ

トコキオ ソシセニ（TOKOQIO Sosiceni）は、1993年2月1日にフィジーの首都スバで生まれたプロラグビーユニオン選手である。かつては「ソシセニ・トコキオ」と表記されることもあったが、現在はトコキオ ソシセニとして認識されている。主にフォワード第3列のナンバーエイト（No.8）というポジションでプレーし、身長185cm、体重108kgという力強い体格を誇る。現在はJAPAN RUGBY LEAGUE ONEに所属する清水建設江東ブルーシャークスで活躍している。チームメイトやファンからは「ソシ」の愛称で親しまれている。

キャリア初期と日本への挑戦

ソシセニがラグビーというスポーツに出会ったのは8歳の時である。幼い頃から才能を発揮し、母国フィジーでは将来を期待される選手として成長を遂げた。その経歴には、U18フィジー代表に選出された経験も含まれており、若い頃から国際レベルでのプレーを経験している。

2012年、ケルストンボーイズ高校を卒業したソシセニは、日本のラグビー環境での挑戦を決意し、山梨学院大学への進学を選んだ。日本の大学ラグビーで経験を積み、スキルを磨きながら、チームの中心選手としての存在感を高めていった。そして2015年には、そのリーダーシップと実力が認められ、山梨学院大学ラグビー部の主将を務めた。大学での4年間は、選手としてだけでなく、キャプテンとしての責任を担う中で人間的にも大きく成長する貴重な期間となった。

社会人ラグビーでの歩み

大学卒業後の2016年、ソシセニは当時のジャパンラグビートップリーグに所属していた豊田自動織機シャトルズ（現在の豊田自動織機シャトルズ愛知）に加入し、社会人キャリアをスタートさせた。加入初年度からチームの重要な戦力となり、同年8月27日に行われたジャパンラグビートップリーグ開幕節のトヨタ自動車ヴェルブリッツ戦で公式戦デビューを果たした。この試合に先発メンバーとして出場したことは、日本のトップレベルでの彼のキャリアにおける大きな一歩となった。豊田自動織機では数シーズンにわたり、フォワードとしてチームに貢献した。

豊田自動織機での経験を積んだ後、ソシセニはさらなるレベルアップを目指し、新たな環境へと移籍を決める。2021年には、日本のラグビー界における強豪チームの一つである神戸製鋼コベルコスティーラーズ（現在のコベルコ神戸製鋼スティーラーズ）に加入した。ここではより競争の激しい環境でプレーし、自身の能力をさらに高めた。その後、2023年には三重ホンダヒートへと活躍の場を移し、チームに貢献した。

現在のチームでの活動

2024年7月、ソシセニは清水建設江東ブルーシャークスへの入団を発表し、現在のチームに合流した。JAPAN RUGBY LEAGUE ONEの舞台で、新たなチームメイトと共に戦いを続けている。ナンバーエイトというポジションは、スクラムのコントロールから力強いボールキャリー、正確なタックルに至るまで、攻守両面において極めて重要な役割を担う。ソシセニのフィジカルの強さ、高い運動量、そして複数のチームで培ってきた豊富な経験は、清水建設江東ブルーシャークスにとって貴重な戦力となっている。

フィジーでラグビーを始めて以来、日本での大学生活、そしてトップレベルのチームを複数渡り歩いてきた彼のキャリアは、様々な経験によって彩られている。その経験と持ち前のフィジカルを武器に、清水建設江東ブルーシャークスでの今後の活躍が期待されている。JAPAN RUGBY LEAGUE ONEという舞台で、ソシセニがどのようなプレーを見せてくれるのか、注目が集まるます注目が集まっている。

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